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2000/10/27

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2000/10/27 (金)

KanonドラマCD川澄舞編

_ 79分04秒・・・80分CD-Rが普及してるから驚きはしないが、わし所有市販CD最長記録。とはいえ、聴いてみると「よくこのサイズに収めたなぁ」という感想。

_ 舞がおかあさんに雪うさぎの動物園を作るシーンで「Last regrets」の歌を入れ、「ずっと、舞のそばに居るよ」「…うん」で歌が終わると同時にエピローグへ入る。歌とセリフの2つのラインを同時に流すという、かなりムチャな構成をやっている。ふつう、歌が入るときはセリフは歌にシンクロさせるか、あるいはないもので、そうしないと歌のラインとセリフのラインが混ざってぐちゃぐちゃになってしまう。だがここではシンクロもとらずに両方のラインを流して、そのまま成立してしまっている。

_ 音しか使えないメディアだからこそ、その音の使い方がとても面白い。ONEからずっとこのシリーズをやってきているスタッフはこういう手法が好きみたいだ。たとえば、基本的な手法である、

  • 音量で遠近を演出する
  • パンニングで左右位置を演出する
  • 音量とパンニングの変化で移動を演出する
  • フェードイン・アウトでシーンへの出入りを演出する
  • エコーのあるなしでモノローグと通常会話との区別を演出する
  • イコライザで「スピーカー音」や「電話音」を演出する
  • 音の残響成分で距離や位置とともに空間やいる場所の広さを演出する

くらいはどんな音響にでも使われるが、ONEからのこのシリーズで使われている「音のみの世界」独特の手法としてこんなものがある。

  • 会話位置を切り替えながらのエピソードの連続挿入
  • 複数のエピソードのクロスフェード接続による「たたみかけ」効果
  • 多重合成で複数のシーンを同時に流すことによる「ただ聴く状態」からの脱出

_ 今回の「歌とセリフの同時進行」は最後の「複数ライン同時進行」のバリエーションだが、ここまでやると正直一般的に受け入れてもらえる手法なのかどうか・・・。対象層を思いきり絞って構わないことと「流すのがLast regretsだから」今回はできたんだろうけど。

_ あーでも、よく考えると「無理やりこの時間に収めるための時間短縮手法」ばっかりのような気がせんでもないな・・・やはり制限は新たな手法を生む動機になるということか。いや実はこの世界ではすでに一般化されている手法なのかもしれんけど。





メールはこちらへ...[後藤浩昭 / Hiroaki GOTO / GORRY / gorry@hauN.org]

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