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_ 1030過ぎ、葬儀社から納棺のためのスタッフが来訪。
_ まず、湯灌。遺体を洗い清める儀式。まず家族が足先を清める儀式のあと、スタッフが本格的に全身を洗い清める。最近は簡略化されていることも多いらしいが*1、今回はワゴン車から大きなタブと給湯装置や各種道具を母を寝かせてある部屋に設置し、ボディシャンプー等を使って、かなり本格的に洗っていた。
*1: と、これを書いている最中の調査で読んだ。
_ このあと家族は退室、スタッフが死装束に着替えさせたところで女性陣が死化粧をし、あらためて家族全員が入って納棺前の対面。数珠を持たせ、手甲と足袋のひもを固く結わえる。三角布は最近は付けないということで、脇に置くだけ。
_ 続いて、納棺。まず全員で母を棺に納め、足元には草履、右足の脇には金剛杖、懐には六文銭、胸の上で組んだ手には編み笠を持たせる。次いでスタッフがドライアイスを詰めたあと綿をきれいに被せて固定する。最後にスタッフ手製の綿の花と折り紙風船大小1つずつが入り、棺が閉じられる。
_ これで、普段の葬儀で見るお棺に入った状態のできあがり。ここまで約1時間半。
_ ひとつ気になったこと。この儀式は仏事のはずなんだが、スタッフが持ってきていたらしいBGMカセットから流れていた音楽がバッハの小フーガト短調をはじめとした、ちっとも仏事らしくない曲だったのだが・・・。
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