この日記はGNSで生成しています。 |
_ DVD/BD両方買ってしまったからには、比較しないわけにはいかないのです。ただでさえ、KanonのDVDは「一般的なDVDと比較」してもなお画質がしょんぼりで悔しかったのだからして。
DVD_S 部分 |
BD_S 部分 |
BD_L 部分 |
_ 「DVD_S」は「DVDをPS3で480p再生してPV3でスキャン」したもの。BDとの画質比較のため、スキャン後にBDと同じサイズまで引き伸ばしたものからカットしている。
_ 「BD_S」は「BDをPS3で480p再生してPV3でスキャン」したもの。これもDVD_S同様に引き伸ばしている。映像信号をDVDと同等レベルにして比較するためのもの。これを見ただけでも、たとえば「ケープの縁の色がDVD_Sでは滲んでいるが、BD_Sでは再現されている」とか、「背景のタイル目地がDVD_Sではぼやけているが、BD_Sではくっきりしている」といった違いがある。これは「DVDフォーマットの限界」ではなく、DVD用にダウンコンバートマスターを作ったときの劣化によるもので、映像エンジニアがきちんと作業すれば防げたはずの劣化でもある*1。
_ 対して、「BD_L」は「BDをPS3で1080i再生してPV3でスキャン」したもの。これは原寸。「BD_S」との差は言うまでもなく、「DVD_S」との比較ではもう泣けてすらくる。
_ 残りは上のを含めたいくつかのシーンからのフルサイズスキャン*2。PS3のDVDアップコンバートをONにした「DVD_L」も合わせて入れてみる。いくらPS3がアプコンが上手といっても、ソースの時点での差が大きすぎてとても太刀打ちできるレベルになっていない。
_ 最後に、BDとしての画質。処理手順としては「けいおん!」と大差はないが、線画のスキャン解像度がやや荒く見えるのと、スキャン後のアンチジャギー化処理が若干浅めにみえる。逆にいえば、そのへんが「Kanon」→「けいおん!」の間の2年での技術の向上というところか。
*1: ただし、DVD_SはBD_Sよりも縦方向の色差チャンネルの解像度においてずっと不利。DVDで使われているMPEGのYUV420というサンプリング方式のせいで、タイトルロゴの不自然な色にじみはそれが原因のひとつ。
*2: 「JPEGじゃ圧縮劣化で比較にならない」という向きには、表タイトル部分のリンク先にPNGを置いときます。とはいえJPEGでも比較にならないような劣化はさせてないし、そもそもアナログ出力をPV3でスキャンさせてる時点で以下略。
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