「2.2.1-Release インストールログ」
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1997/09/02 「2.2.1-RELEASE インストールログ」を修正、本ページアーカイブの登録。
FreeBSDは、IBM PC/AT互換機およびNEC PC-98シリーズで動作する、フリーなUNIXライクのOSです。386SX以上のCPUと、5MB程度のメモリと、60MBほどのハードディスクさえあれば動作します。ましてや、最近のWindows95が動作するマシンのほとんどなら、非常に快適に使用することができます。
これ以上の説明が必要ならば、FreeBSD公式サイトをご覧になるか、関連書籍を読むことをお薦めします。
このページは、基本的に以下のようなスタンスで書かれています。
- 使用者がメインに操作するのは、基本的にWindows系のOSです。FreeBSDは、別に建てたサーバーマシン用のOSとして構築されるに過ぎず、使用者が操作するための環境ではありません。
- 使用者は、FreeBSDをインストールするためと、ネットワークを使用するための知識のみを要求されます。2台以上のWindowsマシンをネットワーク接続できる程度、およびプロバイダ上にcgi付きのwebページを構築できる程度のUNIXの知識さえあれば十分に読めるように書きます。
このページを読むことで、以下のことができるようになります。
- FreeBSDをキャラクタベースで使用できるようになります。XFree86の導入は今のところ考えていません。
- apacheによるwebサーバーの構築により、一般的なインターネット接続プロバイダのエミュレーションが行なえるようになります。電話代を気にせずwebサイトの構築に励めるようになります^^。
- iij-ppp+NAT patchによる、「1つのダイヤルアップアカウントで複数のWindowsマシンを同時にインターネットに接続する」ことが可能になります。「友人が遊びに来たときに、2台のコンピュータで別々にネットサーフィンしたい」とか「ウチに遊びに来た友人と一緒にBattle.netに潜りたい」などの要求が実現できます。
- FreeBSDマシンを「Windowsより安全なファイルシステム」として使用できます。「Windowsは落ちやすいのでファイルの保存場所としては心配」という方に便利です。
このページを読むことで、以下の知識を得ることができます。
- WindowsマシンからFreeBSDマシンにtelnetログインできるようになります。
- WindowsマシンとFreeBSDマシンとの間でftp転送ができるようになります。
- apacheにより、FreeBSDマシン上にwebサイトを構築できます。
- iij-ppp+NAT patchにより、1つのダイヤルアップアカウントを複数のWindowsマシンから同時に使用できるようになります。
- sambaにより、WindowsマシンからFreeBSDマシンのディレクトリを操作できるようになります。
このページに書かれた内容を実現するには、以下の環境が必要です。
- 最低2機のデスクトップWindows95マシン。そのうち1機がFreeBSDサーバーマシンとなります。当方の環境では、デスクトップ5機とノート1機、あと友人の持ち込むノート数機をターゲットとしています。
- 上のマシンをLAN接続するための環境。当方の環境では、デスクトップはすべてNE2000コンパチのLANカードで、ノートは適当なPCMCIA LANカードで、10Base-Tケーブルを使用してHubにぶら下げています。
- インターネットプロバイダへのアカウント。当然ですが^^。
FreeBSDマシンには、以下の環境が必要です。最低環境としては上に書いたとおり「386SX以上のCPUと、5MB程度のメモリと、60MBほどのハードディスク」なのですが、実際問題としてはこの程度が必要です。
- Windows95が動作する程度のCPUとメモリ。当方の環境では、Pentium-133MHzと64MBのFastpage-RAMを搭載しています。
- Windows95+FreeBSDが動作する程度の容量のHDD。最低1GB程度はあったほうがいいでしょう。当方の環境では、4GBのIDE-HDDをWindows95用に500MB、残りをFreeBSD用にしています。
- FDD。ブートドライブとして動作しさえすればOKです。
- SCSIホストアダプタ。2台目以降のHDDやCD-ROMドライブは、IDEよりSCSI上にあったほうが便利なようです。アダプタは多数発売されていますが、トラブルを避けるならAdaptec AHA-2940やTeKRaM DC-390あたりの「比較的過去のものとなりつつあるPCI接続のもの」がいいようです。当方の環境では、AHA-2940を使用しています。
- SCSI接続のCD-ROM。Windows95上で動作が確認できればなんでも構いません。IDE接続のCD-ROMは「FreeBSDでは使用できない」可能性があるようです。2.2.1-RELEASE以降では対応済みらしいのですが、当方では確認していません。
- NE2000コンパチのLANカード。PnPとNon PNP切り替えで使用可能なカードの場合は、Non PNPにして使ってください。
- 「復旧用ではない」Windows95パッケージ。ハードウェアの設定にはDOS・Windows95が必要であることが多々あります。結局、できるだけ軽くインストールしたWindows95環境は必須です。
- 上のマシンをLAN接続するための環境。当方の環境では、デスクトップはすべてNE2000コンパチのLANカードで、ノートは適当なPCMCIA LANカードで、10Base-Tケーブルを使用してHubにぶら下げています。
当方がFreeBSDをインストールした時の記録です。
「UNIXの経験がすでにあって、その上でFreeBSDを導入する際の一般的な解説」ではなく、徹底的に「基本的にUNIXの経験がない当方が、己の目的のためにのみ必要なものを導入するためのガイド」として分かるように記述しています。
当方がFreeBSDをインストールした時に参考となった書籍です。
- 「FreeBSD徹底入門」(翔泳社・ISBN4-88135-473-6・2.2.1-RELEASE)
- 「パーソナルUNIXスターターキットFreeBSD」(株式会社アスキー・ISBN4-7561-1733-3・2.1.7.1-RELEASE)
- 「ここまでできるFreeBSDパワーガイド」(秀和システム・ISBN4-87966-637-8・なし)
- 「Setting Up FreeBSD」(ソフトバンク・雑誌65813-52・なし)
当方がFreeBSDをインストールした時に参考となった資料へのリンクです。
以下から、本ページの全内容をアーカイブしたファイルを得ることができます。
メールはこちらへ...[後藤浩昭 / Hiroaki Goto / GORRY / gorry@shonan.ne.jp]