Last update: Friday, 10-Dec-2004 16:21:06 JST
ここでは、我が家における、主にTV放映アニメーション映像をDivX化するまでの手順を解説する。
ソフトウェア | 概要 | 導入方法 |
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DVD2AVI 1.77.1
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MPEG2ビデオデコーダ, Demuxer |
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GORRY debugged +1
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MPEGオーディオデコーダ |
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TMPGEnc 2.510
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ビデオ編集ツール |
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aviutl 0.98d
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ビデオ編集ツール |
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aviutl_ghost
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AviUtl用 縦線ゴースト除去プラグイン |
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インターレース解除2 0.10α5
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AviUtl用 インターレース解除プラグイン |
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ウェーブレット・ノイズフィルタ
Type-G 0.38 |
AviUtl用 ノイズ低減プラグイン |
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MP3エンコーダ |
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DivX 5.0.3
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DivXビデオエンコーダ |
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以下のような素材(input.m2p)を準備する。
ハードウェア | MTV2000 |
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ソフトウェア | Canopus TVRMan |
プロファイル | MP@ML |
解像度 | 720x480 |
映像ビットレート | 5Mbps〜15Mbps CBR |
GOPピクチャ枚数 | 15 |
周期 | 3 |
Closed GOP | OFF |
フレーム構成 | IBBP |
ハードウェア | MTV2000 |
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ソフトウェア | Canopus TVRMan |
音声サンプリングレート | 44.1KHz |
音声ビットレート | 192〜384Kbps |
音声形式 | Layer2 |
音声チャネル | ステレオ |
エンファシス | なし |
プロテクション | OFF |
オリジナル | OFF |
コピーライト | OFF |
DVD2AVIを起動し、「input.m2p」をドラッグ&ドロップする。
iDCTアルゴリズム | 32bit SSE2 MMX |
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フィールド処理 | そのまま |
色空間指定 | YUV 4:2:2 |
YUV->RGB変換 | パソコン色調 |
輝度調整 | (使用しません) |
画像サイズ | (使用しません) |
処理対象トラック | トラック1 |
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音声仕様 | 自動選択 |
ドルビーデジタル | (使用しません) |
MPEGオーディオ | MPAで出力 |
48->44.1KHz変換 | しない |
音量正規化 | (使用しません) |
[ヘルプ]-[VFAPIプラグイン] | ON |
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メインメニューから[ファイル]-[プロジェクトの保存]を選択すると、ファイル名の指定ダイアログが表示される。ここでは「input.m2p」と同じフォルダで「input」を入力する。
ビデオプロジェクトファイルが「input.d2v」で作成され、MPEGオーディオファイルが「input MPA T01 DELAY -66ms.mpa」で作成される。"-66"の部分は異なる値になることがある。
これでDVD2AVIでの作業は終了。アプリケーションを閉じてよい。
「input MPA T01 DELAY -66ms.mpa」を右クリックし、[アプリケーションから開く]-[mpg123_decode]を選択する。
DOSプロンプトが表示され、MPEGオーディオファイルをWAVファイルにデコードする作業が始まる。終了するとDOSプロンプトは閉じ、「input MPA T01 DELAY -66ms.mpa.wav」が作成される。
TMPGEncを起動する。プロジェクトウィザードはキャンセルする。
「input.d2v」「input MPA T01 DELAY -66ms.mpa.wav」の順にドラッグ&ドロップする。
ウィンドウ右下部の[設定]ボタンをクリックし、[MPEGの設定]ダイアログを表示させる。
[ビデオ詳細]タブをクリックし、入力映像の設定を行なう。
映像ソースの指定 | インターレース |
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フィールドオーダー | トップフィールドが先に表示される |
ソースアスペクト比 | 4:3 525 line (NTSC) |
画像配置方法 | 画面全体に表示 |
MPEG2の映像と音声はスタートポイントが一致していないため、ずれ補正を行なう必要がある。
[ビデオ詳細]タブのまま、フィルタリストから[ソースの範囲]フィルタをダブルクリックし、[ソース範囲の設定]ダイアログを表示させる。
[音ズレ補正]に、wavファイル名の末尾に付いているディレイ値を正負逆にしたものを入力する。「input MPA T01 DELAY -66ms.mpa.wav」なら、66ミリ秒を入力すればよい。
[ソース範囲の設定]ダイアログのまま、フレーム位置バーと6つのキー、[カット編集]ボタンを用いて、CMなどの不要な部分をカットする。
カット編集が終了したら、[OK]ボタンをクリックする。フィルタリストの[ソースの範囲]がONになっていることを確認し、[MPEGの設定]ダイアログを閉じる。
フレーム位置バー | フレームの位置を示す。ドラッグして移動することができる。 | ||||||||
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右矢印キー | フレームを1枚進める。 | ||||||||
左矢印キー | フレームを1枚戻る。 | ||||||||
"["キー | 範囲指定開始フレームとする。 | ||||||||
"]"キー | 範囲指定終了フレームとする。 | ||||||||
Deleteキー | 範囲指定開始〜終了フレーム間を削除する。 | ||||||||
[カット編集]ボタン |
カット編集を行なう。
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メインメニューから[ファイル]-[プロジェクトの保存]を選択すると、ファイル名の指定ダイアログが表示される。ここでは「input.m2p」と同じフォルダで「input」を入力する。
ビデオプロジェクトファイルが「input.tpr」で作成される。これでTMPGEncでの作業(第一段階)は終了。アプリケーションを閉じてよい。
AviUtlを起動する。
「input.tpr」をドラッグ&ドロップする。
メインメニューから[設定]-[フィルタ順序の設定]-[ビデオフィルタ順序の設定]を選択し、順序設定ダイアログを表示させる。
指定したフィルタが以下の順序になるようにする。他のフィルタは使用しないので、順序は問わない。
インターレース解除2 |
クリッピング |
ゴースト縦線除去 |
Wavelet_NR Type-G |
メインメニューから[設定]-[フレームレートの変更]-[24fps <- 30fps (4/5)]を選択し、フレームを24fps化するように設定する。30fps映像の場合は不要。
メインメニューから[設定]-[フレームレートの変更]-[24fps<-30fpsの間引きには自動24fpsの処理を使う]をONにし、重複したフレームを自動検出して間引くようにする。
メインメニューから[設定]-[インターレースの解除]-[自動24fps]を選択し、重複したフレームを自動検出して間引くようにする。
メインメニューから[設定]-[インターレースの解除]-[トップフィールド -> ボトムフィールド]を選択し、トップフィールドが先に表示されるようにする。
メインメニューから[設定]-[インターレース解除2の設定]をONにし、[インターレース解除2]ダイアログを表示させる。
ダイアログの右上角のチェックをONにすると、フィルタが動作する。
Level | 50 |
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Count | 50 |
Ct2pass | 80 |
縞のみ | 50 |
範囲 | 3 |
前フレームでも判定 | ON |
TOPファースト | ON |
2重化で解除 | OFF |
縞部分のみ解除 | OFF |
2Pass | ON |
2Passで誤判定時は解除画を使用 | OFF |
判定表示 | OFF |
上下または左右に大きな非表示部があるときは、メインメニューから[設定]-[クリッピングの設定]をONにし、[クリッピングの設定]ダイアログを表示させる。
ダイアログの右上角のチェックをONにすると、フィルタが動作する。
上下に非表示部がある(4:3 LB)ときは、高さが合計360ドットになるように調整する。
左右に非表示部がある(16:9 STD)ときは、幅が合計540ドットになるように調整する。
縦線ゴーストが発生している場合は、メインメニューから[設定]-[ゴースト(縦線)除去の設定]をONにし、[ゴースト(縦線)除去の設定]ダイアログを表示させる。
ダイアログの右上角のチェックをONにすると、フィルタが動作する。
横数十ラインが同一輝度になっていて、ゴーストの濃淡だけが表示されているフレームを探し、そこで[ゴーストの検索]ボタンをクリックする。同一輝度になっているラインを指定して[OK]ボタンをクリックすると、ゴーストの濃淡を打ち消して平坦な輝度になるような加工が映像全域にわたって行なわれるようになる。
右上図のような例の場合、ライン16〜150くらいを指定すると、右下図のようにゴーストが除去される。
ビデオ信号のデジタイズにおいては、しばしば輝度信号の揺れによるノイズが発生する。これを小さくするには、時間軸ノイズリダクションが有効。メインメニューから[設定]-[ノイズ除去(時間軸)の設定]をONにし、[ノイズ除去(時間軸)フィルタ]ダイアログを表示させる。
ダイアログの右上角のチェックをONにすると、フィルタが動作する。
映像によってもっとも適正な値は変化するが、以下の値でとりあえず適正な効果は得られる。
強さ | 256 |
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範囲 | 2 |
しきい値 | 40 |
時間軸だけでは取りきれない、映像全域に発生するザラザラとしたノイズを除去するには、メインメニューから[設定]-[Wavelet_NR Type-Gの設定]をONにし、[Wavelet_NR Type-Gの設定]ダイアログを表示させる。
ダイアログの右上角のチェックをONにすると、フィルタが動作する。
映像によってもっとも適正な値は変化するが、以下の値でとりあえず適正な効果は得られる。
Mode | 3 |
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エッジLv0〜5 | すべて75 |
Y-NR | すべて50 |
適用度% | 100〜200 |
縦係数% | 100 |
展開値 | 0 |
Y-NR5横のみ10倍 | OFF |
Lv4輪郭強調_Mode0以外 | OFF |
Lv5輪郭強調_Mode0以外 | OFF |
縦方向も輪郭強調する | OFF |
メインメニューから[ファイル]-[編集プロジェクトの保存]を選択すると、ファイル名の指定ダイアログが表示される。ここでは「input.m2p」と同じフォルダで「input」を入力する。
ビデオプロジェクトファイルが「input.aup」で作成される。これでAviUtlでの作業は終了。アプリケーションを閉じてよい。
TMPGEncを起動する。
「input.aup」をドラッグ&ドロップする。
ウィンドウ右下部の[設定]ボタンをクリックし、[MPEGの設定]ダイアログを表示させる。
[ビデオ]タブをクリックし、出力映像の設定を行なう。
設定が終了したら、[OK]ボタンをクリックし、[MPEGの設定]ダイアログを閉じる。
メインメニューから[ファイル]-[プレビュー]を選択し、縦横のサイズと比率が正しく設定されていることを確認する。
サイズ | 640x480(4:3)または640x360(16:9) |
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アスペクト比率 | 1:1 (VGA) |
メインメニューから[ファイル]-[現在のプロジェクトをバッチリストに追加]-[AVIファイル]を選択すると、ファイル名の指定ダイアログが表示される。映像・音声の出力形式を設定したあと、ここでは「input.m2p」と同じフォルダで「input」を入力する。
「input.avi」を作成する処理がバッチ登録され、バッチエンコードリストウィンドウが表示される。
ファイル名の指定ダイアログで[映像を出力]の右の[設定]ボタンをクリックすると、ビデオ圧縮コーデックの設定ダイアログが表示される。
圧縮プログラムに「DivX 5.0.3 Codec」を指定し、[設定]ボタンをクリックして圧縮設定を行なったあと、[OK]ボタンをクリックすると設定が終了する。
[Profiles]タブ |
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||||||||||||||||
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[Bitrate Control]タブ |
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ファイル名の指定ダイアログで[音声を出力]の右の[設定]ボタンをクリックすると、オーディオ圧縮コーデックの設定ダイアログが表示される。
[形式]に「Lame MP3」を指定し、[属性]から[44100Hz, 128kbps, CBR, Stereo]を選択して[OK]ボタンをクリックすると、設定が終了する。
※音声ソースが48KHzのときは[48000Hz]を選ぶこと。
※ときどき、[形式]に「Lame MP3」が表示されず、代わりに「MPEG Layer-3」が表示されることがある。「Lame ACM Codecのインストール」を参照して、「Lame ACM MP3 Codec」のCodecが「優先順位1で使用可能」になっていれば、問題はない。本当にLame MP3が使用不可能なときは、[属性]に128kbpsを指定することができないので判別することができる。
※FHS MP3エンコーダを使用するときは、48000Hzの音声ソースを用いて48000Hzでエンコードしないと、映像と音声の間にズレが発生することがある。
※32000Hz・44100Hz・48000Hz以外でエンコードすると、映像と音声の間にズレが発生することがある。
メインメニューから[ファイル]-[バッチエンコード]を選択し、バッチエンコードリストウィンドウを表示させる。
[実行]ボタンを押すと、バッチエンコードが開始される。バッチエンコードが終了すると、実行結果と所要時間を示すログが表示される。
メールはこちらへ...[後藤浩昭 / Hiroaki GOTO / GORRY / gorry@hauN.org]