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「Column13-jisgorry」ページ†
「Column13-jisgorry」メモ。
「Column13-jisgorry」とは†
「40%キーボード」というカテゴリのキーボードがあります。通常のキーボードには100個以上のキースイッチがありますが、その40%~40個あまりしかないキースイッチで構成されるキーボードです。この個数に収めるには、テンキーはもちろんファンクションキーや(メインキー側の)数字キーまでも削減する必要があります。しかしそのコンパクトさや、ほとんどが自作や小数配布ゆえの柔軟なキー配列変更機能などから、根強いファンがいるようです。
当方もある日、こちらの「Column13」というキーボードのページを目にする機会を得ました。
「矢印キーと記号キーを可能な限り残す」というコンセプトから、通常の40%キーボードより横方向に1個多い48個のキースイッチで構成されています。当方はこれをみていたく気に入り、製作に至った次第です。
ハードウェアの作成†
Column13は、キットの委託という形で「遊舎工房」さんで入手することができます。
キットといっても、含まれているのはベースとなる基板類のみで、以下は別途入手する必要があります。
- Arduino Pro mini。キーボード制御を行うArduinoミニコンピュータボードです。当方はUSBコネクタがType-Cになっているバージョンを使用しました。
- キースイッチ。任意のCherry MX互換キースイッチを使用することができます。当方は「Durock Ice King Linear」を使用しました。
- キーキャップ。任意のCherry MX互換キーキャップを使用することができますが、Filco社の「Minila Air」に付属の「小さい(1.5u)Enterキー」が必要なため、使用可能なものはおのずと限られます。当方は「Minila Air 英語版」のキーキャップをベースに、記号キーのみ「Majestouch 2 日本語版」を使用しています。
- キーを光らせるためのLED。当方は不要なので設置していません。
ソフトウェアの作成†
「Column13」サイトでANSI/ISOそれぞれの版のROM(HEXファイル)が配布されていますが、当方は独自のセットアップを行いたかったため、Githubで公開されているソースコードを自分で変更・ビルドしてインストールすることにしました。成果は同じくGithubにて公開しています。
キーアサイン†
当方のjisgorryキーマップは、「Column13」キーボードをJIS配列キーボードとして使うためのものです。
Homeレイヤ†
キー刻印の文字が入力できる、基本のモードです。以下の修飾キーを押すことで、他の文字を入力できるモードに入ります。
- [Kana]キーを押しながら他のキーを押すことで、Lowerレイヤの文字を入力することができます。
また、[Kana]キーだけを短期間押すことで、「全角/半角」キーとして動作します。 | - [App]キーを押しながら他のキーを押すことで、Raiseレイヤの文字を入力することができます。
また、[App]キーだけを短期間押すことで、「アプリケーション」キーとして動作します。 | - [Esc]キーを押しながら他のキーを押すことで、Funcレイヤの文字を入力することができます。
また、[Esc]キーだけを短期間押すことで、「エスケープ」キーとして動作します。 |
Lowerレイヤ†
[Kana]キーを押しながら他のキーを押すことで、数字や記号などの入力ができるモードです。
Raiseレイヤ†
[App]キーを押しながら他のキーを押すことで、ファンクションキーや特殊キーの入力ができるモードです。
Funcレイヤ†
[Esc]キーを押しながら他のキーを押すことで、特殊キーの入力ができるモードです。
- [Esc]+[App]キーで、Windowsキー相当となります。例えば、[Esc]+[App]+[E]で、エクスプローラが起動します。
シールを貼る†
Homeレイヤ以外のキーアサイン覚えられるように、シールを作成しました。Illustratorから印刷して、キーキャップに貼りましょう。
当方は、シール用紙としてエーワン社の「#64201/ラベルシール[インクジェット] 超耐水光沢紙・ホワイト A4判 1面 ノーカット」を使用しました。
シールの刻印には、次のような意味があります。
黄文字 | [Kana]キーを押しながら入力する |
青文字 | [App]キーを押しながら入力する |
赤文字 | [Esc]キーを押しながら入力する |
緑背景 | [NumLk]モードのとき入力できる |
印刷してから貼るまでの工程は、以下の通りです。
大まかに切り出す†
印刷したシール用紙から、必要な部分だけを切り出します。残った部分は、再度印刷が必要になったときに使いまわすのがよいでしょう。
カッターマットに固定する†
切り出したシール用紙を、ビニールテープでカッターマットに貼ります。
縦方向に切る†
定規を当てながらカッターで、縦(短辺側)を右から左へ順に13本カットします。
養生テープで裏打ちする†
シール用紙をカッターマットから外して裏返し、全面に養生テープを貼ります。横方向のカッティングでバラバラになるのを防ぎます。
横方向に切る†
再びシール用紙をカッターマットに固定し、横(長辺側)を順に5本カットします。
カッターマットからシール用紙を外して完成。切り出したシールを1片ずつ剥がして、キーキャップに貼っていきます。
コメント・バグレポート†
添付ファイル:










