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08/09 00:00 とある事情でX68ばらし中 URL:bit.ly
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08/09 00:03 @psyzans リツイート元が見つからないですがX68イースの話かな?
08/09 00:07 (@psyzans) .@gorry5 お返事ありがとうございます。元記事はこちらですね。QT @tk_nz @usui_y X68K版ですね。編曲は一応古代さんの後輩にあたる人だったはずです。QT @usui_y このfirst stepは、X68K版かな… 初めて聞いたかも。 (dopo)
08/09 00:10 (@psyzans) @gorry5 お返事ありがとうございます。元記事はこちらですね。QT @tk_nz @usui_y X68K版ですね。編曲は一応古代さんの後輩にあたる人だったはずです。QT @usui_y このfirst stepは、X68K版かな… 初めて聞いたかも。 (bane)
08/09 00:13 (@psyzans) @gorry5 そこで恐れながら質問なのですが、X68k版イースの編曲作業はどのようなものだったのでしょうか? よろしければお話を伺いたいのですが。 (bare)
08/09 00:16 @psyzans まず、「なぞいちけんけん」氏は、他作品では磯田健一郎と名乗っています。あの頃の別名のひとつでしたが、経緯などはよく聞いていません
08/09 00:21 @psyzans イースX68000版の音楽は、磯田健一郎氏プロデュースのもと、弟の磯田重晴氏が途中まで作成し、それを当方が引き継いだというかたちになります
08/09 00:23 @psyzans なお、磯田健一郎&重晴氏のX68作品としては、他にもファンタジーゾーンのアレンジ版や、書籍「ナムコ・ビデオゲーム・ミュージック・ライブラリ」などがあります
08/09 00:25 @psyzans イースに戻って、仕事を請けたときのオーダーは「PC88版とは違うものにしてほしい」ということでした。「違うもの」の解釈については、改めて説明する必要もないと思います
08/09 00:27 (@tk_nz) @gorry5 こんばんは。初めまして。X68版のイース興味深いですね。と言うことは、X68K版イースの音楽は二人ではなく、三人で作られていたって事なんでしょうか? (bizo)
08/09 00:27 (@psyzans) @gorry5 おぉ! お二人はご兄弟だったのですか! 取説にはサブプログラムとして磯田重晴さんの名前が確認できます。その後セガでもいくつか作品を作っていらしたようですね。 (bida)
08/09 00:28 (@psyzans) @gorry5 貴重な証言ありがとうございます。遊んだかんじでは当初からイースIIを作る予定がなかったのではという印象を受けます。「制作者はイースが嫌いだった」という噂がありますが、真相はどうだったのでしょうか?  (bipu)
08/09 00:32 @psyzans@psyzans オリジナルが嫌いという話については、「違うもの」の解釈次第だと思います。それを「果敢な挑戦」とみるか「無謀な所業」とみるかは、評価するものの自由でよいのではないかと
08/09 00:32 @psyzans オリジナルが嫌いという話については、「違うもの」の解釈次第だと思います。それを「果敢な挑戦」とみるか「無謀な所業」とみるかは、評価するものの自由でよいのではないかと
08/09 00:34 @psyzans イース音楽作業の話に戻ります。まず、X68版オリジナル曲については、音色やリズムセットの調整くらいで、ほぼそのまま引き継いでいます
08/09 00:35 @psyzans なお、X68オリジナル曲については、同じ曲のピアノアレンジ版が存在します。「ねこはとってもピアニスト」(小原孝)を参照。ちなみにファンタジーゾーンのX68版ローディング曲もこれに入っています
08/09 00:36 (@psyzans) @gorry5 オリジナル曲の作曲は磯田さんで、GORRYさんは音色周りを担当したと。 (buda)
08/09 00:40 @psyzans 続いて、エンディング2曲以外のPC88版由来曲は、引き継いだ時点で存在していた打ち込みデータと88版の両方をもとにして当方がまとめ直し、磯田氏の指導をもとに調整して仕上げています
08/09 00:41 @psyzans 最終的なデータ作成は当方ですが、編曲は皆で行ったというかたちになると思います
08/09 00:42 @psyzans なお、データ作成は「ギャラガ'88」などで使われた当方作のGMDというシステムで作成し、それをイース用のサウンドシステムにコンバートしたものをゲームでは使用しています
08/09 00:44 @psyzans そして、最後の2曲は、磯田氏が編曲してスコア化、それを当方がデータに仕上げています
08/09 00:47 (@psyzans) @gorry5 複数人数で一つのゲームの曲を用意するとなると、統一感を出すのに苦心したことと思います。磯田さんが音楽監督的な役割に立ち、皆さんで曲を仕上げていったかんじでしょうか? (beme)
08/09 00:50 @psyzans もう20年近くも前の仕事ですが、今思うとよくやったと思いつつも無茶でやんちゃをやらかしたとも思います
08/09 00:57 (@psyzans) @gorry5 X68k版に関する多くの疑問が解けました。大変貴重な証言、目が覚める思いです。お忙しい中お答えいただき、本当にありがとうございます! (bepu)
08/09 00:58 @psyzans せっかくなのでもう少し。具体的なサウンドの制作方針ですが、「いわゆる古代音色セット」を使うことなくFM音源で作ることがまず重要なテーマでした
08/09 00:59 @psyzans 「世界樹の迷宮」などでご存知の通り、あのフレーズをあの音色で演じてしまうと、どうしても「違うもの」にはなれないのです。ゆえに、まず音色を捨てることで離れるようにしたのですね
08/09 01:02 @psyzans なお、FM音色セットはすべて当方で作っています
08/09 01:03 (@psyzans) @gorry5 さらなるご教示ありがとうございます。88版とは全く異なるX68kならではの表現のためには、全く異なる音色や編曲が必要だったと。 (bori)
08/09 01:04 @psyzans PCM音色セットは、これも当方で作っています。ソースはBOSSのDR-550で、これにいくつかのエフェクタを通したものをX68自身でサンプリングしています
08/09 01:10 @psyzans いま聞くとPCMの音量がかなり高めに聞こえます。イースだけでなく、当時の他メーカーの曲を聴いてもわりと同じような感じを持つので、X68全体的にそういう傾向だった気もします。耳新しくてつい音量上げてしまっていたのかも
08/09 01:14 @psyzans あと最近も聞いた気がする、「ポコポコいう」の話。あれはもともとMDXコンバートされたデータのコメントでそういう記述があった記憶があります
08/09 01:16 (@psyzans) @gorry5 ドラムがPCMでメロディ等がFM音源ですね。当時MSX-MUSICでDTMをやってただけに、PCMが使える環境は憧れでした(笑) (pato)
08/09 01:17 @psyzans 「TOWER OF THE SHADOW OF DEATH」のラテンパーカッションアレンジのことだと思うのですが、あれは実は「古代版のパーカッションを一部PCMに置き換えたアレンジ」というのを聞いたのが元ネタです
08/09 01:19 @psyzans 電波開発室で聞いたのですが、誰の作だったかはよく覚えていません。それの記憶をもとに、ラテンパーカッションを乗せたものがあれになります
08/09 01:28 @psyzans 開発中の前評判はよかったのですが、あのMDXが出てからはその評価ばかりを聞くことになってちょっと悔しいと思っています(苦笑
08/09 01:30 @psyzans この手の評価には少なからず「オリジナルに含まれていないものはすべて余計」というものがあり、もちろん自分でもその一面があることは否定できないのですが、自分への評価となるとやはり苦しいものです
08/09 01:31 (@psyzans) @gorry5 ニコ動で曲を確認。なるほど、パーカッションが目立つアレンジですね。やっぱりオリジナルとは異なるアレンジを意識したんでしょうか。 (padu)
08/09 01:34 (@psyzans) @gorry5 イースシリーズの場合、特に原理主義者というかオリジナルが至高というファンが多いので、移植版では常につきまとう問題ですね。アレンジは相当に大変な仕事だったと思います。X68k版はいい音鳴ってると自分は感じましたよ! (papi)
08/09 01:38 @psyzans リズムはほぼ完全に当方のセンスのみになっていると思います。88版にはあっても多少程度ですし、磯田氏のアレンジ指示にも「リズムはお任せします」でしたので
08/09 01:43 @psyzans ちなみに当方の音楽経験は父の趣味の影響と学校の音楽の授業くらいで、実質ないも同然です。父はアマチュアながら楽器はなんでもそこそこできるのですが、当方はそれを見聞きしていただけで手を出さず、最初に出した手はMMLだったと
08/09 01:48 (@psyzans) @gorry5 いやいや、X1や68k用にサウンドドライバーが作れるなんて、自分は尊敬してしまいます。ベーマガの記事は楽しみに拝読してましたよ!  (pizi)
08/09 01:53 @psyzans ニコのそれは未確認ですが、今動画サイトなどで聞けるゲーム曲のうちCDなどに音源化されていないものは、少なからずエミュで収録していたり、実機でも吸出しコンバートデータでの収録だったり、下手すると両方(エミュで吸出しコンバート収録)だったりします
08/09 01:55 @psyzans 当方が確認している限りでは、当方制作の分のMDXコンバートは残念ながらお粗末と評価せざるを得ないものが多いことをお断りしておきます
08/09 01:56 @psyzans で、ギャラガ'88は実機収録データを当方自身で残していなかったので、収録しようとしたらX68が不調でいま開腹中というのが先ほどの写真tweetです(苦笑
08/09 02:01 うちのX68030実機、ついに動作異常。ビデオエンコーダから映像が出なくなったと思われる。ロジックは動いていて正常に起動して音も出る。画面垂直水平同期までは出ているが映像信号が出ていない模様
08/09 02:01 (@psyzans) @gorry5  なるほど(笑) レトロハードは耐用年数を過ぎているものが多いですから、ご機嫌取りには気を遣いますね。自分も手持ちのPCエンジンの音源回路が逝かれてノイズしか出なくなった時には途方に暮れました。結局もう一台別の本体を買う羽目になりました(泣) (puni)
08/09 02:03 .@molice ということで状況調査用に動くX68を掘りにそのうち倉庫で以下略を希望 :D
08/09 02:07 (@psyzans) @gorry5 本当にお忙しい中、当時の開発事情を丁寧に教えていただきありがとうございます! これまでほとんど語られなかったX68k版開発秘話、どれも興味深く拝見いたしました。改めてお礼申しあげます。 (pume)
08/09 02:11 @psyzans こちらも楽しい時間でした。こういうのが楽しいともう爺かもですが
08/09 02:15 @psyzans 発言まとめ等された方いらっしゃいましたらお知らせいただければ幸いです
08/09 02:28 X68イースの当方的こぼれ話。X68イースのキャラが3DCGレンダリングなのは見ての通り。制作にはX68+トランスピュータが使われ、そのレンダリング結果をスプライト用に減色するソフトもトランスピュータ用アプリとしてで作られていた[続
08/09 02:29 続]そのアプリをトランスピュータなしで使えるように最適化して許諾をとったうえで公開したのがps16g URL:bit.ly
08/09 02:40 (@psyzans) @gorry5 そういうわけでさっそくまとめました。URL:togetter.com (peta)
08/09 02:40 トゥギャられました QT @psyzans: 「X68k版「イース」音楽制作秘話」をトゥギャりました。 URL:togetter.com
08/09 02:41 @psyzans ありがとうございます
08/09 02:52 (@tk_nz) @gorry5 横から見ていただけですけど、興味深い話に感謝します。私はイースの音楽情報サイトを運営しているのですが、今回の一連の話をサイト情報として反映したいのですが、作曲者名とかをサイトに公開するのは問題ないでしょうか? (pere)
08/09 02:54 @sarasiru 今回tweet分はすべて公開として扱ってよいという認識です
08/09 02:54 @sarasiru 返信ミスです。すみません
08/09 02:55 @tk_nz 今回tweet分はすべて公開として扱ってよいという認識です
08/09 02:57 (@djpkg) RT @gorry5: トゥギャられました QT @psyzans: 「X68k版「イース」音楽制作秘話」をトゥギャりました。 URL:togetter.com (pege)
08/09 03:02 (@tk_nz) @gorry5 ありがとうございます。自分なりにまとめてみて、サイトの方に生かしたいと思います。個人的には、「ねこはとってもピアニスト」の情報が驚きでした。 (pedi)
08/09 14:05 今夜からお出かけだが台風が心配だな URL:bit.ly
08/09 16:18 (@psyzans) 00:13: @gorry5 そこで恐れながら質問なのですが、X68k版イースの編曲作業はどのようなものだったのでしょうか? よろしければお話を伺いたいのですが。 (ka)
08/09 16:18 (@tk_nz) 00:23: @gorry5 こんばんは。初めまして。X68版のイース興味深いですね。と言うことは、X68K版イースの音楽は二人ではなく、三人で作られていたって事なんでしょうか? (ki)
08/09 16:18 (@psyzans) 00:26: @gorry5 おぉ! お二人はご兄弟だったのですか! 取説にはサブプログラムとして磯田重晴さんの名前が確認できます。その後セガでもいくつか作品を作っていらしたようですね。 (ku)
08/09 16:18 (@psyzans) 00:28: @gorry5 貴重な証言ありがとうございます。遊んだかんじでは当初からイースIIを作る予定がなかったのではという印象を受けます。「制作者はイースが嫌いだった」という噂がありますが、真相はどうだったのでしょうか?  (ke)
08/09 16:18 (@psyzans) 00:35: @gorry5 オリジナル曲の作曲は磯田さんで、GORRYさんは音色周りを担当したと。 (ko)
08/09 16:18 (@psyzans) 00:46: @gorry5 複数人数で一つのゲームの曲を用意するとなると、統一感を出すのに苦心したことと思います。磯田さんが音楽監督的な役割に立ち、皆さんで曲を仕上げていったかんじでしょうか? (sa)
08/09 16:18 (@psyzans) 00:56: @gorry5 X68k版に関する多くの疑問が解けました。大変貴重な証言、目が覚める思いです。お忙しい中お答えいただき、本当にありがとうございます! (si)
08/09 16:18 (@psyzans) 01:02: @gorry5 さらなるご教示ありがとうございます。88版とは全く異なるX68kならではの表現のためには、全く異なる音色や編曲が必要だったと。 (su)
08/09 16:18 (@psyzans) 01:15: @gorry5 ドラムがPCMでメロディ等がFM音源ですね。当時MSX-MUSICでDTMをやってただけに、PCMが使える環境は憧れでした(笑) (se)
08/09 16:18 (@psyzans) 01:31: @gorry5 ニコ動で曲を確認。なるほど、パーカッションが目立つアレンジですね。やっぱりオリジナルとは異なるアレンジを意識したんでしょうか。 (so)
08/09 16:18 (@psyzans) 01:33: @gorry5 イースシリーズの場合、特に原理主義者というかオリジナルが至高というファンが多いので、移植版では常につきまとう問題ですね。アレンジは相当に大変な仕事だったと思います。X68k版はいい音鳴ってると自分は感じましたよ! (ta)
08/09 16:18 (@psyzans) 01:47: @gorry5 いやいや、X1や68k用にサウンドドライバーが作れるなんて、自分は尊敬してしまいます。ベーマガの記事は楽しみに拝読してましたよ!  (ti)
08/09 16:18 (@psyzans) 02:01: @gorry5  なるほど(笑) レトロハードは耐用年数を過ぎているものが多いですから、ご機嫌取りには気を遣いますね。自分も手持ちのPCエンジンの音源回路が逝かれてノイズしか出なくなった時には途方に暮れました。結局もう一台別の本体を買う羽目になりました(泣) (tu)
08/09 16:18 (@psyzans) 02:06: @gorry5 本当にお忙しい中、当時の開発事情を丁寧に教えていただきありがとうございます! これまでほとんど語られなかったX68k版開発秘話、どれも興味深く拝見いたしました。改めてお礼申しあげます。 (te)
08/09 16:18 (@psyzans) 02:39: @gorry5 そういうわけでさっそくまとめました。URL:togetter.com (to)
08/09 16:18 (@tk_nz) 02:49: @gorry5 横から見ていただけですけど、興味深い話に感謝します。私はイースの音楽情報サイトを運営しているのですが、今回の一連の話をサイト情報として反映したいのですが、作曲者名とかをサイトに公開するのは問題ないでしょうか? (na)
08/09 16:18 (@djpkg) 02:54: RT @gorry5: トゥギャられました QT @psyzans: 「X68k版「イース」音楽制作秘話」をトゥギャりました。 URL:togetter.com (ni)
08/09 16:18 (@tk_nz) 02:59: @gorry5 ありがとうございます。自分なりにまとめてみて、サイトの方に生かしたいと思います。個人的には、「ねこはとってもピアニスト」の情報が驚きでした。 (nu)
08/09 21:07 お仕事で手間取って1h遅れの出発
08/09 21:53 @KawaharaYoui をピックアップして出発
08/09 23:09 高坂SAイン。遅めの夕飯
08/09 23:27 冷やし坦々麺セット@高坂SA下り URL:bit.ly

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08/09 02:57 RT @gorry5: トゥギャられました QT @psyzans: 「X68k版「イース」音楽制作秘話」をトゥギャりました。 URL:togetter.com (pege)
08/09 16:18 02:54: RT @gorry5: トゥギャられました QT @psyzans: 「X68k版「イース」音楽制作秘話」をトゥギャりました。 URL:togetter.com (ni)

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08/09 00:03 (@gorry5) @psyzans リツイート元が見つからないですがX68イースの話かな?
08/09 00:07 .@gorry5 お返事ありがとうございます。元記事はこちらですね。QT @tk_nz @usui_y X68K版ですね。編曲は一応古代さんの後輩にあたる人だったはずです。QT @usui_y このfirst stepは、X68K版かな… 初めて聞いたかも。 (dopo)
08/09 00:10 @gorry5 お返事ありがとうございます。元記事はこちらですね。QT @tk_nz @usui_y X68K版ですね。編曲は一応古代さんの後輩にあたる人だったはずです。QT @usui_y このfirst stepは、X68K版かな… 初めて聞いたかも。 (bane)
08/09 00:13 @gorry5 そこで恐れながら質問なのですが、X68k版イースの編曲作業はどのようなものだったのでしょうか? よろしければお話を伺いたいのですが。 (bare)
08/09 00:16 (@gorry5) @psyzans まず、「なぞいちけんけん」氏は、他作品では磯田健一郎と名乗っています。あの頃の別名のひとつでしたが、経緯などはよく聞いていません
08/09 00:21 (@gorry5) @psyzans イースX68000版の音楽は、磯田健一郎氏プロデュースのもと、弟の磯田重晴氏が途中まで作成し、それを当方が引き継いだというかたちになります
08/09 00:23 (@gorry5) @psyzans なお、磯田健一郎&重晴氏のX68作品としては、他にもファンタジーゾーンのアレンジ版や、書籍「ナムコ・ビデオゲーム・ミュージック・ライブラリ」などがあります
08/09 00:25 (@gorry5) @psyzans イースに戻って、仕事を請けたときのオーダーは「PC88版とは違うものにしてほしい」ということでした。「違うもの」の解釈については、改めて説明する必要もないと思います
08/09 00:27 @gorry5 おぉ! お二人はご兄弟だったのですか! 取説にはサブプログラムとして磯田重晴さんの名前が確認できます。その後セガでもいくつか作品を作っていらしたようですね。 (bida)
08/09 00:28 @gorry5 貴重な証言ありがとうございます。遊んだかんじでは当初からイースIIを作る予定がなかったのではという印象を受けます。「制作者はイースが嫌いだった」という噂がありますが、真相はどうだったのでしょうか?  (bipu)
08/09 00:32 (@gorry5) @psyzans@psyzans オリジナルが嫌いという話については、「違うもの」の解釈次第だと思います。それを「果敢な挑戦」とみるか「無謀な所業」とみるかは、評価するものの自由でよいのではないかと
08/09 00:32 (@gorry5) @psyzans オリジナルが嫌いという話については、「違うもの」の解釈次第だと思います。それを「果敢な挑戦」とみるか「無謀な所業」とみるかは、評価するものの自由でよいのではないかと
08/09 00:34 (@gorry5) @psyzans イース音楽作業の話に戻ります。まず、X68版オリジナル曲については、音色やリズムセットの調整くらいで、ほぼそのまま引き継いでいます
08/09 00:35 (@gorry5) @psyzans なお、X68オリジナル曲については、同じ曲のピアノアレンジ版が存在します。「ねこはとってもピアニスト」(小原孝)を参照。ちなみにファンタジーゾーンのX68版ローディング曲もこれに入っています
08/09 00:36 @gorry5 オリジナル曲の作曲は磯田さんで、GORRYさんは音色周りを担当したと。 (buda)
08/09 00:40 (@gorry5) @psyzans 続いて、エンディング2曲以外のPC88版由来曲は、引き継いだ時点で存在していた打ち込みデータと88版の両方をもとにして当方がまとめ直し、磯田氏の指導をもとに調整して仕上げています
08/09 00:41 (@gorry5) @psyzans 最終的なデータ作成は当方ですが、編曲は皆で行ったというかたちになると思います
08/09 00:42 (@gorry5) @psyzans なお、データ作成は「ギャラガ'88」などで使われた当方作のGMDというシステムで作成し、それをイース用のサウンドシステムにコンバートしたものをゲームでは使用しています
08/09 00:44 (@gorry5) @psyzans そして、最後の2曲は、磯田氏が編曲してスコア化、それを当方がデータに仕上げています
08/09 00:47 @gorry5 複数人数で一つのゲームの曲を用意するとなると、統一感を出すのに苦心したことと思います。磯田さんが音楽監督的な役割に立ち、皆さんで曲を仕上げていったかんじでしょうか? (beme)
08/09 00:50 (@gorry5) @psyzans もう20年近くも前の仕事ですが、今思うとよくやったと思いつつも無茶でやんちゃをやらかしたとも思います
08/09 00:57 @gorry5 X68k版に関する多くの疑問が解けました。大変貴重な証言、目が覚める思いです。お忙しい中お答えいただき、本当にありがとうございます! (bepu)
08/09 00:58 (@gorry5) @psyzans せっかくなのでもう少し。具体的なサウンドの制作方針ですが、「いわゆる古代音色セット」を使うことなくFM音源で作ることがまず重要なテーマでした
08/09 00:59 (@gorry5) @psyzans 「世界樹の迷宮」などでご存知の通り、あのフレーズをあの音色で演じてしまうと、どうしても「違うもの」にはなれないのです。ゆえに、まず音色を捨てることで離れるようにしたのですね
08/09 01:02 (@gorry5) @psyzans なお、FM音色セットはすべて当方で作っています
08/09 01:03 @gorry5 さらなるご教示ありがとうございます。88版とは全く異なるX68kならではの表現のためには、全く異なる音色や編曲が必要だったと。 (bori)
08/09 01:04 (@gorry5) @psyzans PCM音色セットは、これも当方で作っています。ソースはBOSSのDR-550で、これにいくつかのエフェクタを通したものをX68自身でサンプリングしています
08/09 01:10 (@gorry5) @psyzans いま聞くとPCMの音量がかなり高めに聞こえます。イースだけでなく、当時の他メーカーの曲を聴いてもわりと同じような感じを持つので、X68全体的にそういう傾向だった気もします。耳新しくてつい音量上げてしまっていたのかも
08/09 01:14 (@gorry5) @psyzans あと最近も聞いた気がする、「ポコポコいう」の話。あれはもともとMDXコンバートされたデータのコメントでそういう記述があった記憶があります
08/09 01:16 @gorry5 ドラムがPCMでメロディ等がFM音源ですね。当時MSX-MUSICでDTMをやってただけに、PCMが使える環境は憧れでした(笑) (pato)
08/09 01:17 (@gorry5) @psyzans 「TOWER OF THE SHADOW OF DEATH」のラテンパーカッションアレンジのことだと思うのですが、あれは実は「古代版のパーカッションを一部PCMに置き換えたアレンジ」というのを聞いたのが元ネタです
08/09 01:19 (@gorry5) @psyzans 電波開発室で聞いたのですが、誰の作だったかはよく覚えていません。それの記憶をもとに、ラテンパーカッションを乗せたものがあれになります
08/09 01:28 (@gorry5) @psyzans 開発中の前評判はよかったのですが、あのMDXが出てからはその評価ばかりを聞くことになってちょっと悔しいと思っています(苦笑
08/09 01:30 (@gorry5) @psyzans この手の評価には少なからず「オリジナルに含まれていないものはすべて余計」というものがあり、もちろん自分でもその一面があることは否定できないのですが、自分への評価となるとやはり苦しいものです
08/09 01:31 @gorry5 ニコ動で曲を確認。なるほど、パーカッションが目立つアレンジですね。やっぱりオリジナルとは異なるアレンジを意識したんでしょうか。 (padu)
08/09 01:34 @gorry5 イースシリーズの場合、特に原理主義者というかオリジナルが至高というファンが多いので、移植版では常につきまとう問題ですね。アレンジは相当に大変な仕事だったと思います。X68k版はいい音鳴ってると自分は感じましたよ! (papi)
08/09 01:38 (@gorry5) @psyzans リズムはほぼ完全に当方のセンスのみになっていると思います。88版にはあっても多少程度ですし、磯田氏のアレンジ指示にも「リズムはお任せします」でしたので
08/09 01:43 (@gorry5) @psyzans ちなみに当方の音楽経験は父の趣味の影響と学校の音楽の授業くらいで、実質ないも同然です。父はアマチュアながら楽器はなんでもそこそこできるのですが、当方はそれを見聞きしていただけで手を出さず、最初に出した手はMMLだったと
08/09 01:48 @gorry5 いやいや、X1や68k用にサウンドドライバーが作れるなんて、自分は尊敬してしまいます。ベーマガの記事は楽しみに拝読してましたよ!  (pizi)
08/09 01:53 (@gorry5) @psyzans ニコのそれは未確認ですが、今動画サイトなどで聞けるゲーム曲のうちCDなどに音源化されていないものは、少なからずエミュで収録していたり、実機でも吸出しコンバートデータでの収録だったり、下手すると両方(エミュで吸出しコンバート収録)だったりします
08/09 01:55 (@gorry5) @psyzans 当方が確認している限りでは、当方制作の分のMDXコンバートは残念ながらお粗末と評価せざるを得ないものが多いことをお断りしておきます
08/09 01:56 (@gorry5) @psyzans で、ギャラガ'88は実機収録データを当方自身で残していなかったので、収録しようとしたらX68が不調でいま開腹中というのが先ほどの写真tweetです(苦笑
08/09 02:01 @gorry5  なるほど(笑) レトロハードは耐用年数を過ぎているものが多いですから、ご機嫌取りには気を遣いますね。自分も手持ちのPCエンジンの音源回路が逝かれてノイズしか出なくなった時には途方に暮れました。結局もう一台別の本体を買う羽目になりました(泣) (puni)
08/09 02:07 @gorry5 本当にお忙しい中、当時の開発事情を丁寧に教えていただきありがとうございます! これまでほとんど語られなかったX68k版開発秘話、どれも興味深く拝見いたしました。改めてお礼申しあげます。 (pume)
08/09 02:11 (@gorry5) @psyzans こちらも楽しい時間でした。こういうのが楽しいともう爺かもですが
08/09 02:15 (@gorry5) @psyzans 発言まとめ等された方いらっしゃいましたらお知らせいただければ幸いです
08/09 02:40 @gorry5 そういうわけでさっそくまとめました。URL:togetter.com (peta)
08/09 02:40 (@gorry5) トゥギャられました QT @psyzans: 「X68k版「イース」音楽制作秘話」をトゥギャりました。 URL:togetter.com
08/09 02:41 (@gorry5) @psyzans ありがとうございます
08/09 02:57 (@djpkg) RT @gorry5: トゥギャられました QT @psyzans: 「X68k版「イース」音楽制作秘話」をトゥギャりました。 URL:togetter.com (pege)
08/09 16:18 00:13: @gorry5 そこで恐れながら質問なのですが、X68k版イースの編曲作業はどのようなものだったのでしょうか? よろしければお話を伺いたいのですが。 (ka)
08/09 16:18 00:26: @gorry5 おぉ! お二人はご兄弟だったのですか! 取説にはサブプログラムとして磯田重晴さんの名前が確認できます。その後セガでもいくつか作品を作っていらしたようですね。 (ku)
08/09 16:18 00:28: @gorry5 貴重な証言ありがとうございます。遊んだかんじでは当初からイースIIを作る予定がなかったのではという印象を受けます。「制作者はイースが嫌いだった」という噂がありますが、真相はどうだったのでしょうか?  (ke)
08/09 16:18 00:35: @gorry5 オリジナル曲の作曲は磯田さんで、GORRYさんは音色周りを担当したと。 (ko)
08/09 16:18 00:46: @gorry5 複数人数で一つのゲームの曲を用意するとなると、統一感を出すのに苦心したことと思います。磯田さんが音楽監督的な役割に立ち、皆さんで曲を仕上げていったかんじでしょうか? (sa)
08/09 16:18 00:56: @gorry5 X68k版に関する多くの疑問が解けました。大変貴重な証言、目が覚める思いです。お忙しい中お答えいただき、本当にありがとうございます! (si)
08/09 16:18 01:02: @gorry5 さらなるご教示ありがとうございます。88版とは全く異なるX68kならではの表現のためには、全く異なる音色や編曲が必要だったと。 (su)
08/09 16:18 01:15: @gorry5 ドラムがPCMでメロディ等がFM音源ですね。当時MSX-MUSICでDTMをやってただけに、PCMが使える環境は憧れでした(笑) (se)
08/09 16:18 01:31: @gorry5 ニコ動で曲を確認。なるほど、パーカッションが目立つアレンジですね。やっぱりオリジナルとは異なるアレンジを意識したんでしょうか。 (so)
08/09 16:18 01:33: @gorry5 イースシリーズの場合、特に原理主義者というかオリジナルが至高というファンが多いので、移植版では常につきまとう問題ですね。アレンジは相当に大変な仕事だったと思います。X68k版はいい音鳴ってると自分は感じましたよ! (ta)
08/09 16:18 01:47: @gorry5 いやいや、X1や68k用にサウンドドライバーが作れるなんて、自分は尊敬してしまいます。ベーマガの記事は楽しみに拝読してましたよ!  (ti)
08/09 16:18 02:01: @gorry5  なるほど(笑) レトロハードは耐用年数を過ぎているものが多いですから、ご機嫌取りには気を遣いますね。自分も手持ちのPCエンジンの音源回路が逝かれてノイズしか出なくなった時には途方に暮れました。結局もう一台別の本体を買う羽目になりました(泣) (tu)
08/09 16:18 02:06: @gorry5 本当にお忙しい中、当時の開発事情を丁寧に教えていただきありがとうございます! これまでほとんど語られなかったX68k版開発秘話、どれも興味深く拝見いたしました。改めてお礼申しあげます。 (te)
08/09 16:18 02:39: @gorry5 そういうわけでさっそくまとめました。URL:togetter.com (to)
08/09 16:18 (@djpkg) 02:54: RT @gorry5: トゥギャられました QT @psyzans: 「X68k版「イース」音楽制作秘話」をトゥギャりました。 URL:togetter.com (ni)

@tk_nz [<<|@|>>]
08/09 00:07 (@psyzans) .@gorry5 お返事ありがとうございます。元記事はこちらですね。QT @tk_nz @usui_y X68K版ですね。編曲は一応古代さんの後輩にあたる人だったはずです。QT @usui_y このfirst stepは、X68K版かな… 初めて聞いたかも。 (dopo)
08/09 00:10 (@psyzans) @gorry5 お返事ありがとうございます。元記事はこちらですね。QT @tk_nz @usui_y X68K版ですね。編曲は一応古代さんの後輩にあたる人だったはずです。QT @usui_y このfirst stepは、X68K版かな… 初めて聞いたかも。 (bane)
08/09 00:27 @gorry5 こんばんは。初めまして。X68版のイース興味深いですね。と言うことは、X68K版イースの音楽は二人ではなく、三人で作られていたって事なんでしょうか? (bizo)
08/09 02:52 @gorry5 横から見ていただけですけど、興味深い話に感謝します。私はイースの音楽情報サイトを運営しているのですが、今回の一連の話をサイト情報として反映したいのですが、作曲者名とかをサイトに公開するのは問題ないでしょうか? (pere)
08/09 02:55 (@gorry5) @tk_nz 今回tweet分はすべて公開として扱ってよいという認識です
08/09 03:02 @gorry5 ありがとうございます。自分なりにまとめてみて、サイトの方に生かしたいと思います。個人的には、「ねこはとってもピアニスト」の情報が驚きでした。 (pedi)
08/09 16:18 00:23: @gorry5 こんばんは。初めまして。X68版のイース興味深いですね。と言うことは、X68K版イースの音楽は二人ではなく、三人で作られていたって事なんでしょうか? (ki)
08/09 16:18 02:49: @gorry5 横から見ていただけですけど、興味深い話に感謝します。私はイースの音楽情報サイトを運営しているのですが、今回の一連の話をサイト情報として反映したいのですが、作曲者名とかをサイトに公開するのは問題ないでしょうか? (na)
08/09 16:18 02:59: @gorry5 ありがとうございます。自分なりにまとめてみて、サイトの方に生かしたいと思います。個人的には、「ねこはとってもピアニスト」の情報が驚きでした。 (nu)

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