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2000/10/13

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2000/10/13 (金)

まだ続く考察

_ 語の定義の変貌。わし自身も考えながらその過程まで書いてしまっているから、途中での非難は甘んじて受けるしかない。というかそれがないと自分の考えが進歩できない、という意味では攻撃的ネタフリかもしれない。

  1. 現実世界
  2. 物語の創造者
  3. 創造者の世界
  4. 創造者の世界が創る物語
  5. (物語の中の)作品世界
  6. (作品世界の)人物
  7. 人物の世界
  8. 人物の行動

_ ・・・という構造がわしにはあるようだ。1.〜4.と5.〜8.は対応した構造。3.は4.を、4.は3.を生みながら膨らみ、そして完成した4.が5.〜8.を生み出す。だから4.が作るのは3.と5.〜8.の両方。読者は4.に触れることで5.を体験し6.〜8.と出逢い、そしてわしはそこから3.を見出すことを楽しむ。この認識に辿り着くまでの思考が、いままでの文だ。

_ 3.と5.以降、または5.以降同士を結ぶ4.のひとつ、つまり3.を探るための単位が「物語パーツ」。で、ONEの4.に置かれている「えいえん」は、どことどこを結んでいるのかがわからない「ブラックボックス」なパーツであった。AIRではブラックボックスはなかったが、やはり分かりにくいと思われたり受け入れられなかったりすることは少なくなかったようだ。

_ 6.で記号化を明確にしておくと、3.と5.以降を結ぶために使うべき物語パーツが選びやすくなる。とはいえ慣れた汎用パーツを普通に使うだけではただの真似・・・ということで新しいパーツを生み出すのが創造者の重要な仕事だが、ここにおいてAIRの創造者は「パーツの汎用化」を考えずに創造者のみがもっとも使いやすいようにパーツを洗練させていってしまっている、と感じている。汎用化がないと、そのパーツに共感がなければ拒否されてしまうし、逆に共感を持てればその洗練ぶりはそのまま共感度の向上になる*1。どっちにしても、流用は難しい。

*1: これ書いたあとにぐるぐるしてたら、「半ば強制的に愛で慈しませようとする」というWhite氏の記述を発見。これのほうがずっとわかりやすい・・・^^;。

_ 私が見たいのは家ではなく、人だということは、6.〜8.に重きを置いたとみることができる。わしは4.から見出す3.に重きをおいた。

_ で、4.から「読者である自己の世界」つまり3.でない別のものを見出し、新しい4.を生み出すのが創作活動。とくに5.〜7.をそのまま流用し、新しい8.を生み出すことで新しい4.を創るのが「二次創作」。7.の拡張にうまくいくと5.・6.に補強が効き、新しい視点や解釈を生む深みのある二次作品ができることになる。読解は5.〜8.を解析して4.を理論付ける行為で、3.がよりよく見えてくるようになる。批評は5.〜8.を生み出した4.に対して行うわけだ。

_ AIRは、最後で5.を閉じて読者を追い出している。閉じられちゃ追加はできない。パーツの流用も難しい。だから新しい4.〜8.を生み出すのは至難で、それができたらとっても読んでみたい、ということだろう。

_ もちろん、こんな考えの過程に疑問の発言があれば、それをもとにまた考えることができる。楽しいじゃないか・・・大変だけど^^;。





メールはこちらへ...[後藤浩昭 / Hiroaki GOTO / GORRY / gorry@hauN.org]

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