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2002/05/10

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2002/05/10 (金) 曇時々雨

Xcard

_ ひろゆきちゃんから、ビデオ出力カードRealMagic Xcardを借りることができたので、早速チェック。

  • あえて低性能のマシン(K6-2-400・WinXP)に挿してテスト。
  • ドライバ導入はさほど問題ない。専用プレイヤーはかなり重く、しかもあちこちテスト不足でつまらんバグが散見。ファイルをドロップしてもほとんど再生されないとか、画質調整バーを最大に設定すると最小になってしまう(境界判定ミス)とか。
  • まずS-VIDEOで出力。MTV1000でキャプチャしたD1の15Mbps MPEG2が拡大縮小・補間・I/P変換なしに60iフルフレーム再生できている。
  • MPEG1・DivX4/5&MP3-AVIも問題なし。ただし、プログレッシブのMPEG2(480p。DVDなどのプロファイルとしては本来存在していない)はフレームが揺れる症状が出る。MPEG4・DV-AVIは手許にないので確認できず。WMVやRMは再生できず。
  • ときどき再生が詰まるのだが、マシンのスペック不足か、ネットワークの異常(ときどき怪しい^^;)か、プレイヤーの異常なのかは調査せず。
  • 一度専用プレイヤーで再生すると、以後MPEG1・MPEG2はWMP他からでもXcardから出力されるようになる。DivX4/5&MP3-AVIは専用プレイヤーでの再生を確認したが、WMPでは出力されず。
  • 480ラインに満たないソースは、2回スキャン用(つまり262.5ライン)にデコードされてから出力される。通常の映像ソースはこの仕様で問題ないが、PC用に作った480x360とか640x360とかを再生させようとすると、240ラインに落としてから2回スキャンされるので、かなり縦方向が粗くなったように感じられる。
  • 16:9ソースを再生するときは、スクイーズorレターボックスを選択できる。なお、どちらのモードでも、実はソースに書かれている縦横比情報は参照されず、常にXcardのフレームバッファ(NTSCでは720x480)に引き伸ばした状態で出力される。たとえば640x240 8:3(320x240を横に2画面分)なんてソースだと、720x240 4:3相当で出力される。
  • 音声はXcardでデコードしてアナログまたはSPDIFへ出力。MP2/MP3/DD/dtsの場合はdemuxだけしてSPDIFから外部に渡すことも可能。プレイヤーの音量バーが直接内部のデジタルボリュームに連結しているらしく、しかも16bitソースを16bit幅のまま0〜200%に変化させるようで、16bit幅ギリギリの音声ソースを100%を超えるボリューム設定にすると音が割れる(苦笑)。音量バーの値が直接見られるわけじゃないんで、100%に合わせるのはかなり困難を極める。
  • このへんで、コンポーネントに切り替える。S-VIDEO端子とコネクタ共有のため、S-VIDEOとコンポーネントを同時に出すことはできない。RGB出力は可能だが、今回は試していない。
  • まず、D1(480i)。完璧。PS2や専用DVDプレイヤーのD1出力と比較しても遜色ない。MTV1000のキャプチャ映像の再生は、まさにソースそのもの(もちろんMPEG2化による瑕疵はあるが)。やはりインターレースソースはインターレース再生環境で観るのが最高。
  • 綺麗なのはいいが、綺麗すぎて瑕疵が非常に目立つようになってしまう罠(苦笑)。DivXの後処理レベルはあまり高くないらしく、低ビットレート時に目立つブロックノイズが綺麗に均されない。
  • D1モードでは、S-VIDEOと同じく480pのMPEG2の再生でブレが発生する。DivXの480pではブレないので、MPEG2デコーダの問題と思われる。
  • D1だけでなく、D2/D3/D4も対応している。D2では480pのMPEG2再生のブレは発生しない。480pソースはD2モードで再生するほうがやはり自然。
  • D3は720x480を1920x1080iにアップスキャン表示する。なお、720x480以上のサイズの映像を表示させようとしても、動作しない。D4は720x480を1024x768pにアップスキャンすると思われるが、うちのTVはD4表示はできないので未確認。
  • なお、再生時負荷はタスクマネージャによれば20〜30%と出ているが、実際は別プロセスでファイル操作していたりすると頻繁に再生が途切れるし、その操作も重い。体感では70〜80%くらい奪われているような気がする。WinXPのせいかもしれないが。
  • 総評。向こうの価格($99)なら、コストパフォーマンス十分。国内価格だと約20k円になってしまうようだが、D1出力においてはCanopusのVideoGate1000と比べても遜色ないうえに、MPEG4/DivX再生*1やD2/D3/D4表示というアドバンテージを持っていることを考えると、それほど悪くないかもしれない。

*1: VideoGate1000でもファームのバージョンアップでAVIの再生ができるようになったらしいので、このへんも再生可能ではないかと思われるが。


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