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2003/04/21

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この日記はGNSで生成しています。
この日記の画像はOPTPiX webDesigner Ver.4で生成しています。

hauN
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2003/04/21 (月) 晴時々曇

web日記コミュニティhauNの考察

_ 最初にお断り。わしがhauNを知ったのは96年夏、属した(と思われる)のは97年春〜夏くらい。つまりすべてはわしが知らない時代のことで、伝聞とgoogleによる調査をまとめただけにすぎない。

1995/不明
しゃあるによる、「段落アンカー」を用いたリンクコミュニティ形成を前提とする日記システムの発明。
  • 指定日の日記を表示するためのURLを固定にする
  • 「日」より細かい単位である「段落(テーマ)単位」にアンカーを設け、URLで特定位置へジャンプできるようにする
  • 段落(テーマ)単位に付いたアンカーそのものをリンク化し、特定の段落(テーマ)へのURLを右クリックでコピーできるようにする
  • httpdのログからリンクの発生を追跡して、段落(テーマ)に対する迅速確実な応答ができるようにする
この当時、ネットワークを用い、かつ後から不特定多数が参照可能な複数間のコミュニケーション手段は、NetNewsとBBSがメジャーな方法であった。これに対して、「相手のページの段落(テーマ)へのリンクとともに、自分の意見を自分のwebページに書く」という手法を生み出し、さらにこれを「日々の記録」という形で「日記」としてまとめたのが、「段落アンカーによる日記システム」である。
1995/秋
かうしゃあるによる、べんりくん誕生。最初の「自動更新時刻取得システム」(アンテナ)。
  • リンク先の更新時刻を自動取得、ソート、表示
  • URLに"?〜"を含めることによる、未読/既読でリンクの色を分ける技術
これにより、以下のような技術が付随して発生した。
  • 最新の日記を表示するためのURLを固定にし、アンテナから1クリックで日記が表示されるようにする
  • 最新の日記に、特定の段落(テーマ)へのURLを「過去日記へのURL」としてリンクを準備する
これにより生まれたコミュニティを、「はうン(hauN)」と呼び始めたらしい。発生経緯により、以下の特性があったことが推測される。
  • 「日記」は日々繰り返し読まれるコンテンツである。記述内容だけでなく、アクセス方法が簡単である必要があった。
  • 要求と所有していた技術から、これらのシステムが発明された。これらは日記の巡回にかかるコストを大きく減少させたため、このシステムに参加できる日記とそうでない日記は分けて読まれるようになった。
  • このシステムに参加するには、同等のものを自ら実装できる能力が必要だった。結果、参加者は「このしくみを理解し、実装できる者」という、大きく限定されるものとなった。
  • 同じ技術を持った技術者同士の交流速度は速い。これらはすみやかに打ち解け、話題はさらに専門化・高度化(内輪化ともいう)していき、コミュニティとしての結束を推し進めたと思われる。
1996/05
きわもぽによる、朝日奈アンテナ誕生。最初の「公式配布されたアンテナシステム」。
  • 個々の取得情報を共有し、動作負荷を低くする「リモートシステム」の実装
  • すでに構築されたコミュニティ内での使用による分散動作の実証と、それにより発生したさらなるコミュニティの拡大
パッケージングされたアンテナシステムは、これらのコミュニティを「別の視点から覗き見る」ことを容易にした。誰でも(とはいえ、やはりこれらの設置にはある程度の技術は必要ではあったが)容易にアンテナを構築できるようになったことにより、hauNコミュニティの外部にも存在していた「これらの技術を同様にもった個人またはコミュニティ」を「同じようなことをやっている連中」として結びつける現象が発生した。
  1. 新たなアンテナ設置者が、hauNコミュニティの内外にある日記をまとめて自らのアンテナに登録する
  2. hauNコミュニティ内部の日記著者が、アンテナを介して外の新たな日記著者を知り、日記やアンテナという形でコミュニティ内に紹介する
  3. これはすなわち、新しい日記著者がコミュニティに取り込まれたことを意味する
・・・わしはこうしてhauNに取り込まれた、といえる。

_ あちこちで何度も語られているが、現在までに発生した「hauNに関わりがあるもの」について。

  1. 「べんりくん」時代の日記コミュニティとしてのhauN。北大とその周辺。
  2. 「朝日奈アンテナ」によりある程度拡大したコミュニティとしてのhauN。
  3. 2.のうち、顔見知りにより構成されたhauN-MLと、hauN IRC。
  4. 3.から発生した、hauN.org。
  5. 4.から発生した、はうンしすてムズ
  6. 4.から発生した、もうひとつのhauN IRC。
  7. これらから発生した、NEWS
  8. 各相互作用により発生した、これらを全部含みかつその周辺まで含めた状態を外から眺めてひとくくりにしたときに名づけられる「hauN系」。

_ 7.はもはやhauNとは直接関係はないのだが、名札などにはhauNの面影を残してある。

_ 8.は、つまるところ現在「hauN」なるものが何なのかは結局わからんということでもある。名簿もなけりゃ親分もいない。ただ最初に「べんりくん」にかき集められた日記の集合体が変化融合を繰り返したなれの果てでしかない、ということでこれが先のc・d属なわけだ・・・。

_ 追記。かうがその昔にhauNの基礎知識を書いたのをすっかり忘れていた・・・^^;。


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メールはこちらへ...[後藤浩昭 / Hiroaki GOTO / GORRY / gorry@hauN.org]

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