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2003/09/03

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2003/09/03 (水) 曇時々晴

DivX 5.1

_ DivXの最新版5.1がリリースされたので、早速テスト環境に放り込んでテスト。便宜上、"DivX5.1.0"と呼称。

_ 環境はムービーエンコード手順書の通りで、DivXだけ入れ替えての調査。2passで、Psychological EnhancementはLight/Fast。ソースは「おねがい☆ツインズ」の第7話をTU-BHD300からS出力経由のMTV2000で15Mbps録画したもの。


左上:元画像、右上:DivX5.0.3、左下:DivX5.0.5、右下:DivX5.1.0
_ 5.0.3のデコーダを使用しての拡大図。5.1.0はIフレームの検知性能が上がっているようなので、あえて「5.1.0でのみIフレーム検出される場所」を抽出してみた。頬の肌色や耳の上のこげ茶の髪の部分のカラーノイズ、文字周辺のモスキートノイズが小さくなっているのがわかるが、それ以上に「5.0.3・5.0.5で微妙にずれていた色空間」が5.1.0では正しく再現されているのに注目。Originalと5.1.0だけ、肌色が少々赤いのがわかるだろうか。


各バージョンの画質グラフ。上から5.0.3、5.0.5、5.1.0。クリックで拡大
_ DivX DRF Analyzerを使用しての、画質とビットレートのグラフを比較。明らかに「Iフレームが増えていること」「平均的なDRF値が下がっていること」「Pフレームのビットレートが下がっている=Pフレームに割く容量が減っていること」がわかる。一般的には、同じ画でビットレートを下げるには、DRF値を上げる(画質を落とす)必要があるのだが、視聴感では画質が下がったというイメージはなく、むしろ前述のように「より忠実になった」印象がある。Iフレームを増やし、かつその正確性を上げ、その分Pフレームの容量を削ることで、見た目の画質を確保しつつ、容量を抑えることに成功していると思われる。

_ ただし、これはあくまでアニメ映像での比較であって、実写映像についてはこれらの画質向上技術がそのまま適用できるわけではない。わしは実写映像はWMV9を使っているのと、優れた画質のソースがないのとで、チェックする気はあまりない。

_ DRF Analyzerのレポートの一部。

DivX503b740 (5.0.3)
Frame Type Statistics :
I Frames: 1.16%
P Frames: 98.84%
B Frames: 0.00%
S Frames: 0.00%
N Frames: 0.00%
(More Advanced Codecs use B and S frames)
Frame Quality Statistics :
DRF=1&2:	673	2.0%
DRF=3:		19275	57.9%
DRF=4:		13263	39.8%
DRF=5:		30	0.1%
DRF=6:		18	0.1%
DRF=7:		17	0.1%
DRF=8:		7	0.0%
DRF=9:		7	0.0%
DRF>9:		4	0.0%
KeyF/DeltaF:		1.17%
KeyDRF<4:	334
KeyDRF=4:	51
KeyDRF>4:	5
AverageKeyDRF:	2.70
MAXDRF:	18
AverageDRF:	3.38
Deviation:	0.57
DivX503b830 (5.0.5)
Frame Type Statistics :
I Frames: 1.37%
P Frames: 98.63%
B Frames: 0.00%
S Frames: 0.00%
N Frames: 0.00%
(More Advanced Codecs use B and S frames)
Frame Quality Statistics :
DRF=1&2:	2483	7.5%
DRF=3:		19310	58.1%
DRF=4:		11309	34.0%
DRF=5:		84	0.3%
DRF=6:		22	0.1%
DRF=7:		11	0.0%
DRF=8:		1	0.0%
DRF=9:		1	0.0%
DRF>9:		0	0.0%
KeyF/DeltaF:		1.39%
KeyDRF<4:	366
KeyDRF=4:	94
KeyDRF>4:	3
AverageKeyDRF:	2.82
MAXDRF:	10
AverageDRF:	3.27
Deviation:	0.61
DivX503b959 (5.1.0)
Frame Type Statistics :
I Frames: 2.08%
P Frames: 97.92%
B Frames: 0.00%
S Frames: 0.00%
N Frames: 0.00%
(More Advanced Codecs use B and S frames)
Frame Quality Statistics :
DRF=1&2:	11240	34.1%
DRF=3:		20618	62.5%
DRF=4:		1100	3.3%
DRF=5:		1	0.0%
DRF=6:		17	0.1%
DRF=7:		8	0.0%
DRF=8:		0	0.0%
DRF=9:		0	0.0%
DRF>9:		0	0.0%
KeyF/DeltaF:		2.12%
KeyDRF<4:	653
KeyDRF=4:	15
KeyDRF>4:	32
AverageKeyDRF:	2.69
MAXDRF:	7
AverageDRF:	2.70
Deviation:	0.55

_ 最後に、圧縮時間。エンコードの実時間だけを見るとかなり遅くなっているが、前段のエフェクトにかかる時間からすれば大したことはないレベル。ちなみにこの映像では、640x480x約24分x2passのエンコードで4時間が4時間10分になった程度、

_ 補足。デフォルトだとエンコード開始と同時に「Feedback Window」なるものが出るようになっている。一度は見ておくべきだが、普段は邪魔なので消すべし。ビットレートなどの設定ウィンドウで左下の[Settings]ボタンをクリックし、[Disable the feedback window]チェックをONにすること。


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