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_ そもそも、このDVDがこれほどプログレッシブ再生評価における厳しさの指標になってしまった原因は、「細すぎる輪郭線」にある。
_ 上の絵をみればわかると思うが、AIRでは多くの部分において輪郭線の太さが1ピクセルしかない。ビデオ映像ではインターレースでの表示を基本としているが、これは「1フレームの映像を奇数走査線のフィールドと偶数走査線のフィールドの2つに分けて表示する」ようになっている。
_ ここで、太さが1ピクセルしかない横線を描くとどうなるだろうか。「奇数走査線のフィールドには線があるが、偶数走査線のフィールドには線がない」という状態になってしまう。この状態で2つのフィールドを連続表示させると、輪郭線の部分が点滅する現象が発生してしまう。これを「フリッカー」という。
_ こういう状態になるのを防ぐため、インターレース映像では通常2ピクセル以上の太さで線をひくか、あるいは描いたあとにフリッカーを除去・・・すなわち「縦にダブらせる」フィルタを通すことでフリッカーを発生させないようにしている。ちなみに、線を太らせることは映像の情報量の削減にもなり、MPEGによる圧縮の効果を高めることにもなる。
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(追記)・・・あれ、ここ下書きだけで続ける気が失せてupするつもりなかったんだが・・・間違って一緒に貼り付けてしまったらしい(汗)。まあ記述に間違いがあったりするわけではないから、いいか。
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