この日記はGNSで生成しています。 |
_ 「DISC1 DS音源版」は、おそらく開発用機材からの出力音声を収録したもの。ROM版とはちょっとバージョンが違う模様・・・tr.7とか聴くと明らか。
_ ゲーム上ではおそらく、FM音源パートは各音色ごとにADPCMマルチサンプリングしたものをシーケンス演奏し、PSGパートはDS音源のPSGを叩き、それにADPCMによる「FM音源以外の楽器パート」と「パーカッションパート」をそれぞれシーケンスで鳴らしたものを合わせていると思われる。ゲーム上のサウンドモードで聞くとわかるが、曲を切り替えたときのフェードイン・アウトがPSGパートだけ他と異なるのよね。
_ これを踏まえて考えると、「DISC2 PC-88編」は、実際は「88のFM音源で出力した個々の音」をサンプラで読み込んでウェーブテーブルを作成してシーケンスを打ち込み(つまり88は音色の提供のみで、MML入力して鳴らしているわけではない)、別の音源で作ったPSGシーケンス・ギターなどの「一般的なシンセ」のシーケンス・リズム音源のシーケンスをミックスして仕上げた「DS用サウンドデータを作るためのデッサン」と思われる。このデータを変換してDS用のシーケンスデータを作成し、音色をDS用にコンバートしたあと、「DS上で最も美しく響く」ように細かな調整をしたものがDSで演奏されると。
_ 最初にこのCDを聴いたときは「(音色がADPCM圧縮されていない)非圧縮版はないのかー」と思ったのだが、上のような手順で作られたと考えれば、そういったものはないという結論にたどり着くことができる。
_ しかしケースからCDが取れず苦労した・・・角と中心で凹型にたわませる技も通用しないほど。おかげでもう中板にヒビ入ってるんだけど・・・(苦笑)。
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