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_ ビットマップフォントは右と下を空けるものです。なぜかというと、8bitPCで8x8ドットのフォントを使っていたころからの伝統なのです。
_ 実際のところは、下を空けるのは「英文字はベースラインが一番下じゃないから」という理由かと思います。英小文字を使うときに下へはみ出す分のことを考えて、少し上寄りに文字を配置するわけです。
_ 右を空ける理由はよくわかりません。たぶん、左上が座標の(0,0)だから、どうしてもそっちに寄せてしまうんじゃないかなと思うのですが、なんとも。
_ なお、この伝統はWindowsでもきっちり受け継がれています。小さいビットマップフォントでテキストを表示させて、1文字だけ範囲選択してみればわかるかと。
_ 思えば、80年代アーケードやファミコン世代にゲーム制作を志した者は、一度くらいはアタリ(ナムコ)フォント*1やゼビウスフォントなんかを模写したことがあるはず(もちろんこれらのフォントも全部左上ルールです)。今はそんな時代じゃないことは十分承知だが、逆にいえばそんなことを「再発明」しないといけない悲しい世代なのかもしれず。
*1:
そーいや、スーパーマリオのフォントってアタリフォントなのだが、訴えたらアウトにできたりするんだろうか・・・(笑)。任天堂に限らずさまざまなメーカーで使われてきたフォントなので(このへん参照、魚拓はこちら)、逆にいえばアタリフォントはすでに権利が消滅していると考えることもできる。
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