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_ けいおん、結局当日まで買うかどうか悩んだが、やはり購入。
_ BD。撮影解像度はそれほど高くはないし、撮影解像度から収録解像度への拡大がTAP数の少ない方法(バイリニア)。ただ絵柄の傾向と「背景と輪郭線の質感の差の表現」のせいか、むしろいい意味での「ざらっとした質感」とみることもできるか。
_ ただ荒いだけでなく、必要なところにはローパスフィルタやデフォーカスが適切にかかっていて、キャラの輪郭線が浮くことがかえって解像感の助けになっている。均一に後掛けフィルタで寝かせたり起こしたりという無粋なことはない。
_ フィルタエフェクトといえば、今までの京アニ作品で顔などに特徴的に使われていた「グロー効果」がほとんどないのが、むしろかえって新鮮にみえる。グローを使うと「アニメ的なペタっとした質感」から簡単に変えることができるが、安易に使いすぎて安っぽく嫌味に見える作品も珍しくないし、事後の解像度変換や圧縮に悪影響を与えやすい*1ということも覚えておいてほしい。
*1: これらの処理を行った画像は、階調不足によるバンディングや、圧縮時の情報削減による各種ノイズが目立ちやすくなる傾向にある。逆にいえば、解像度変換や圧縮のうまさを測るためのわかりやすいポイントのひとつがそういうところ、ということになる。*2
*2:
更にコメント。解像度変換の不自然さはTAP数(参照ピクセル数)を上げれば解決できるが、パフォーマンスが代償になるし、質感が否応なしに均一化されてしまう問題もある。高性能といわれるバイキュービックやLanczosでも然り。
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