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ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術 |
_ すでにゲームプログラマになっちゃった人が、ゲームプログラマでない人に対してその技術・・・いや、それらの技術を扱うための思考パターンとでもいったほうがいいか・・・を語るのはとても難しいこと。教えるべき技術と、それを教えるための文章構成力と、それを実際に書くための時間があってはじめてできることだが、それらを全部持ち合わせている人なんて、そんなにいるもんじゃない。
_ 800p以上もある本だが、実にさらりと読める。これを読むために必要なものなんて、PCを普通に扱うための知識と、ある程度ゲームで遊んだ経験だけでいい。コードはいっぱい書いてあるが、本当に必要になるまでは全部すっ飛ばしてもいい。頭から順に読まなくても、目次だけ見て興味あるところだけ読んでもいい。それができるように書いてある。
_ 4500円は必要かどうかわからない本に出すには大きい金額だが、この本と同レベルの知識を得るための資料にたどり着くコストをこれ以下に抑えるのは、たぶん無理。自分の経験に置き換えれば、この本が不要になるまでの技術を身につけるのに「数十冊のベーマガとOh!MZ/Oh!X、および数十冊の専門書」、およびそれらを読み理解するための数年分の期間が必要だった。もちろんこの本1冊がそれらと等価なわけではないが、それだけのものを集めて俯瞰するのと同じだけの価値はある。この本はゲームプログラム技術のための本ではなく、「ゲームプログラム技術を体得するためのとっかかり」となる本だ。
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よい仕事をされたと思います。おつかれさまでした。しかし秀和さん、まだちゃんとこういう本の企画ができる人がいるんだな・・・。
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