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_ その1に続き、下級マシンにWin7RCを導入してみる試験。とりあえず手近に空いていたマシンで、各種テスト用に使っていたA4ノートを試してみる。
_ XPどころか98/2k時代のマシン。残念ながら光学ドライブがコンボでなく、外付けドライブからの起動も不可。Win7RCはDOSからのインストールができないので、このままではインストールができない。ということで昨日メインノートの薄型DVDドライブを換装することで確保したわけ。
_ ということで起動させてみる。えーと、搭載メモリが512MBないとハネられる(苦笑)。このノートは256MBまでしか搭載できないので、これにて終了・・・(苦笑)。
_ 実際の製品名はVY13MじゃなくてVJ13Mだが、販売モデルの違いのみでハードウェア上の差はないので以下VYで記述。
_ 要求仕様下限にかなり近いスペック、というか単純な演算能力は現在のAtomなネットブックに及ばないはず。これ以前の世代だと・・・せいぜいMobileP4くらいまでが実用限界じゃないかという気はする。
_ DVD-Rから起動後、最初の再起動(HDDへのコピー完了)まで約20分、その後スタートメニューが叩けるようになるまで同じく約20分。インストール終了までの時間そのものはXPと大差ないと考えていい・・・その後のWindows Update作業にかかる時間を比べればむしろ短いといえる。少なくともVistaよりは短い(苦笑)。
_ ビデオドライバは標準VGAどまり。XP用の855GMEドライバが一見導入可能にみえるが、不具合があるようでしばしば落ちてvgasaveドライバになってしまう。むしろ近いはずのVista用のドライバは逆に入れるとBSODの嵐になるのでやめたほうがよい。XPまでと違って、Win7の標準VGAドライバは(チップセット内蔵ビデオ級であれば)専用ドライバに匹敵するパフォーマンスが出る。XPの標準VGAドライバで「ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する」をONにしたらウィンドウがのたくっているのが見えるほどに悲しいものだったが、7ではそんなことはない。もちろんデスクトップはAero動作はできずベーシック止まりだが、描画やスクロールは快適で、ポップアップの半透明描画などもまったく問題なく行われる。
_ サウンドドライバはXPのSoundMAXドライバが特に問題なく導入可能、サウンドも問題ない。それ以外は標準ですべてのハードウェアにドライバが当たり、問題なく使用できる模様。
_ OSや常駐サービス類の容量増加により占有メモリが増えているため、512MBではそこそこswapが多い。ただ、それを除けばユーザーにかかる速度的な負担はXPに比べて大幅増加しているということはない。ちなみに起動後落ち着いた状態から、エクスプローラの1回目起動まで約2.5秒、2回目起動まで0.5秒。IEによるgoogleトップページの1回目起動まで7秒、2回目起動まで2秒。XPだとそれぞれ2秒/0.5秒、2秒/1秒。なおIEはOSの違いだけでなく6と8の比較になるのであんまり意味がないことをお断り。
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むしろ、ちょっとした速度の差よりもユーザーインターフェースの不慣れ感のほうがずっと気になる。一般ユーザーはそれによるイラつきを「遅い」と言い換えてしまう気がしなくもない。
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