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#author("2025-06-14T05:20:28+00:00","","") #author("2025-06-14T07:02:14+00:00","","") *「Column13-jisgorry」ページ [#gcd17341] 「Column13-jisgorry」メモ。 ------------------------------------- #contents ------------------------------------- * 「Column13-jisgorry」とは [#p8186483] #img(PXL_20250611_081843449.RAW-01.COVER.jpg,right,480x) 「40%キーボード」というカテゴリのキーボードがあります。通常のキーボードには100個以上のキースイッチがありますが、その40%~40個あまりしかないキースイッチで構成されるキーボードです。この個数に収めるには、テンキーはもちろんファンクションキーや(メインキー側の)数字キーまでも削減する必要があります。しかしそのコンパクトさや、ほとんどが自作や小数配布ゆえの柔軟なキー配列変更機能などから、根強いファンがいるようです。 当方もある日、こちらの「Column13」というキーボードのページを目にする機会を得ました。 #ref(https://lab.abplus.com/column13/) 「矢印キーと記号キーを可能な限り残す」というコンセプトから、通常の40%キーボードより横方向に1個多い48個のキースイッチで構成されています。当方はこれをみていたく気に入り、製作に至った次第です。 * ハードウェアの作成 [#p8186483] Column13は、キットの委託という形で「遊舎工房」さんで入手することができます。 #ref(https://shop.yushakobo.jp/products/2994?srsltid=AfmBOorsNH9s59W0Pp7B9iHwaNqoZeQ_Jn9_ysw1WepnEp8laHJZq7iQ,遊舎工房 - Column13) キットといっても、含まれているのはベースとなる基板類のみで、以下は別途入手する必要があります。 - Arduino Pro mini。キーボード制御を行うArduinoミニコンピュータボードです。当方はUSBコネクタがType-Cになっているバージョンを使用しました。 - キースイッチ。任意のCherry MX互換キースイッチを使用することができます。当方は「Durock Ice King Linear」を使用しました。 - キーキャップ。任意のCherry MX互換キーキャップを使用することができますが、Filco社の「Minila Air」に付属の「小さい(1.5u)Enterキー」が必要なため、使用可能なものはおのずと限られます。当方は「Minila Air 英語版」のキーキャップをベースに、記号キーのみ「Majestouch 2 日本語版」を使用しています。 - キーを光らせるためのLED。当方は不要なので設置していません。 * ソフトウェアの作成 [#p8186483] 「Column13」サイトでANSI/ISOそれぞれの版のROM(HEXファイル)が配布されていますが、当方は独自のセットアップを行いたかったため、Githubで公開されているソースコードを自分で変更・ビルドしてインストールすることにしました。成果は同じくGithubにて公開しています。 #ref(https://github.com/gorry/qmk_firmware, Github - GORRY - QMK_Firmware) * キーアサイン [#p8186483] 当方のjisgorryキーマップは、「Column13」キーボードをJIS配列キーボードとして使うためのものです。 ** Homeレイヤ [#xdd74169] #img(jisgorry-1-home.png,right,480x) キー刻印の文字が入力できる、基本のモードです。以下の修飾キーを押すことで、他の文字を入力できるモードに入ります。 - &color(#000000,#ffdd00){[Kana]};キーを押しながら他のキーを押すことで、Lowerレイヤの文字を入力することができます。&br;また、[Kana]キーだけを短期間押すことで、「全角/半角」キーとして動作します。 | - &color(#000000,#7777ff){[App]};キーを押しながら他のキーを押すことで、Raiseレイヤの文字を入力することができます。&br;また、[App]キーだけを短期間押すことで、「アプリケーション」キーとして動作します。 | - &color(#000000,#ff0088){[Esc]};キーを押しながら他のキーを押すことで、Funcレイヤの文字を入力することができます。&br;また、[Esc]キーだけを短期間押すことで、「エスケープ」キーとして動作します。 | #clear ** Lowerレイヤ [#a01df6bb] #img(jisgorry-2-lower.png,right,480x) &color(#000000,#ffdd00){[Kana]};キーを押しながら他のキーを押すことで、数字や記号などの入力ができるモードです。 - [ESC]キーにアサインされている[NumLk]を入力すると、再び[NumLk]を入力するまで「&color(#000000,#ffdd00){[Kana]};キーを押さなくてもLowerレイヤの大半の文字を入力」できるようになります。 #clear #img(jisgorry-5-numlk.png,right,480x) - &color(#000000,#ffdd00){[Kana]};+[ESC]キーにアサインされている[NumLk]を入力すると、再び[NumLk]を入力するまで「&color(#000000,#ffdd00){[Kana]};キーを押さなくてもLowerレイヤの大半の文字を入力」できるようになります。 #clear ** Raiseレイヤ [#a01df6bb] #img(jisgorry-3-raise.png,right,480x) &color(#000000,#7777ff){[App]};キーを押しながら他のキーを押すことで、ファンクションキーや特殊キーの入力ができるモードです。 #clear ** Funcレイヤ [#a01df6bb] #img(jisgorry-4-func.png,right,480x) &color(#000000,#ff0088){[Esc]};キーを押しながら他のキーを押すことで、特殊キーの入力ができるモードです。 - [Esc]+[App]キーで、Windowsキー相当となります。例えば、[Esc]+[App]+[E]で、エクスプローラが起動します。 - &color(#000000,#ff0088){[Esc]};+[App]キーで、Windowsキー相当となります。例えば、&color(#000000,#ff0088){[Esc]};+[App]+[E]で、エクスプローラが起動します。 #clear * シールを貼る [#p8186483] Homeレイヤ以外のキーアサイン覚えられるように、シールを作成しました。Illustratorから印刷して、キーキャップに貼りましょう。 #ref(https://github.com/gorry/qmk_firmware/tree/jisgorry_20250610a/keyboards/gabunshitu/column13/jisgorry/label/,keyboards/gabunshitu/column13/jisgorry/label) 当方は、シール用紙としてエーワン社の「#64201/ラベルシール[インクジェット] 超耐水光沢紙・ホワイト A4判 1面 ノーカット」を使用しました。 #ref(https://www.a-one.co.jp/product/search/detail.php?id=64201,エーワン - #64201) シールの刻印には、次のような意味があります。 | &color(#ffdd00){黄文字}; | &color(#000000,#ffdd00){[Kana]};キーを押しながら入力する | | &color(#7777ff){青文字}; | &color(#000000,#7777ff){[App]};キーを押しながら入力する | | &color(#ff0088){赤文字}; | &color(#000000,#ff0088){[Esc]};キーを押しながら入力する | | &color(,#00cc00){緑背景}; | [NumLk]モードのとき入力できる | 印刷してから貼るまでの工程は、以下の通りです。 ** 大まかに切り出す [#xdd74169] #img(jisgorry-label1.jpg,right,480x) 印刷したシール用紙から、必要な部分だけを切り出します。残った部分は、再度印刷が必要になったときに使いまわすのがよいでしょう。 #clear ** カッターマットに固定する [#xdd74169] #img(jisgorry-label2.jpg,right,480x) 切り出したシール用紙を、ビニールテープでカッターマットに貼ります。 #clear ** 縦方向に切る [#xdd74169] #img(jisgorry-label3.jpg,right,480x) 定規を当てながらカッターで、縦(短辺側)を右から左へ順に13本カットします。 #clear ** 養生テープで裏打ちする [#xdd74169] #img(jisgorry-label4.jpg,right,480x) シール用紙をカッターマットから外して裏返し、全面に養生テープを貼ります。横方向のカッティングでバラバラになるのを防ぎます。 #clear ** 横方向に切る [#xdd74169] #img(jisgorry-label5.jpg,right,480x) 再びシール用紙をカッターマットに固定し、横(長辺側)を順に5本カットします。 カッターマットからシール用紙を外して完成。切り出したシールを1片ずつ剥がして、キーキャップに貼っていきます。 #clear * コメント・バグレポート [#r0589d36] #comment RIGHT:counter: today=&counter(today);, yesterday=&counter(yesterday);, total=&counter;