* 地上デジタル放映TVアニメーションフォーマットについて [#re3d56a8]

このページは、アナログ放送より「きれいになった」と言われる地上デジタル放送における「TVアニメーション番組」の放映状況について記述したものです。

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** データ [#md05f167]

- [[2005年10月期>20051016_tvaformat]]

** 解説 [#r6381e3c]

当家にて、地上デジタル放送が受信できるようになった。今まで地上波の散々なゴーストと鬱陶しいノイズに悩まされてきた当方としては、非常に嬉しいことである。

スタジオで収録できるニュースやバラエティ、またドラマなどの番組は、ハイビジョンカメラを使うことで比較的簡単にできることもあって、順調にHD化が進んでいる。しかし、アニメ番組においては「難航している」と言っていいほどの状況である。デジタルによる恩恵を受けられるのは、一部の例外を除けば「NHK放映のもの」と、「テレビ東京以外の局でのゴールデンタイム枠のもの」だけといっていい。全体からすれば2割程度である。

ひとつは「製作工程」の問題。撮影まではデジタルで進行するものがほとんどとなったが、この時点においてHDフォーマットで撮影されることがまだ少ないと思われる。データ容量や処理時間を考えれば、HD化が難しいことには理解が及ぶ。

もうひとつは「編集工程」や「納品」の問題。撮影後、TV放映枠に嵌め込むまでの段階でコンポジットビデオ機材を経由することがあるようだ。これは、単純に納期の問題であったり、局側の体制の問題であったり、「後にDVD化での利益を上げるためにTV放映時に画質を低下させる」ための策であったりするようだ。

現状では、まだ「地上デジタル放送を本来の画質で観る」どころか「地上デジタル放送を観る」ことすら進んでいない。そこで、「どの番組がどんなフォーマットで放送されているか」が広く知られることが「地上波放映アニメを高画質で鑑賞する」ための助けとなればと思い、調査と記録を行ってみることとした。

** コンポジット由来のノイズ [#e7ad58a6]

映像素材は、「コンポジット」または「コンポーネント」と呼ばれるどちらかの形式で出力される。コンポジットは「複合・合成」の意味で、映像の輝度信号と色信号を合成して1つの信号にする形式のことである。

合成されてしまった信号を再び映像に戻すときに、輝度信号と色信号を分離する必要が生じる。これを「Y/C分離」と呼ぶ。もともと2つあった情報を1つにしてしまうため、これを再び2つに分けようとしても、元通りの完全な2つの情報に戻るわけではない。「非可逆」なのである。

元に戻らない分の情報は、ノイズとして画面に現れる。日本では「NTSC」という方式で合成が行われているが、この方式に由来するノイズは、大きく分けて以下の2種類である。

: ドット妨害 |~
横方向に色が急激に変化するときに、色の境界に明滅が発生するノイズである。
#ref(noise_dot.gif);

: クロスカラー |~
横方向に輝度が急激に変化するときに、輝度の境界に偽の色が発生するノイズである。
#ref(noise_color.gif);

どちらも、「3次元Y/C分離」という機構を使うことである程度軽減させることはできるが、これも完全ではない。

なお、これらが発生する原理については、以下が詳しい。

- [[DOS/V POWER REPORT Q&A COLLECTION:3次元Y/C分離回路とは:http://home.impress.co.jp/magazine/dosvpr/q-a/0205/qa0205_1.htm]]
- [[まるも製作所:日々の戯言(2001年8月):http://www.marumo.ne.jp/db2001_8.htm]]

** データの見方 [#s84a7087]

まず、「解像度」の項をみるとよい。「HV」であれば、地上デジタル放送における最高画質で放映されていることになる。「SD up」は、従来のテレビ品質の映像をできるだけ高品質に放映するための最適解である。「SD」は、従来のテレビ品質と考えてよい。

続いて「画角」をみよう。「16:9」となっている番組は横長画面いっぱいに表示される。「4:3」ならば左右に枠が付く。「4:3LB」は上下左右に枠が付く最悪のフォーマットだ。

#ref(aspect.gif);

最後に「ソース」を確認。「コンポーネント」ならば、従来のテレビ品質を越える品質が期待できる。

** コメント [#x7c46e27]

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