6.12.1. ループ制御命令について


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繰り返しを行なうための命令群です。

|:::|繰り返しを行ないます。
|見やすくするために小節の区切り記号として使用します。

|:::|

書式 |:〔{ループ回数}〜〔:}〜:|
解説

|:”〜“:|”間でループ(繰り返し)を行ないます。

ループ回数}は、繰り返しを行なう回数です。0または1〜127を指定します。省略時は2が与えられます。0を指定すると、無限ループとして扱われます。

:”を挿入すると、回数が残り1回になったときにループを抜け出します(“:|”の次へ飛ぶ)。 8重までのループのネスト(入れ子にする)ができます。

:”“:|”命令を処理するとき、ノートオン状態のノートはノートオフとなります。

いちばん外側のループを無限ループにすると、2回め(あるいは“#FADEOUT-LOOP-COUNT”で指定した回数)のループが終わるとフェードアウトしたのち演奏を終了します。

参照 #FADEOUT-LOOP-COUNT
用例 いろいろなループを行ないます。
; 初期設定
3 @%0           ; クロック数表記を基本
3 U64           ; ONベロシティ64
3 U*64          ; OFFベロシティ64
3 @Q1           ; ゲート長は音長からゲートを引いたもの
3 L48,2         ; 音長48mc, ゲート長46mc (48-2)
3 O4            ; オクターブ4
; 発声
3 |:0           ; いちばん外側を無限ループにする
                ; (実際は3回めでフェードアウトとなる)
3 |:4 CDEF :|   ; 4回ループしてドレミファを発声
3 |:4 GAB:<C> :|
                ; 4回ループしてソラシドを発声
                ; (4回目のドの直前でループを抜ける)
3 <C>           ;ドを発声
3 :|            ; ループ終了

|

書式 |
解説 何も行ないません。小節の区切りなどに、見やすくするために挿入することができます。
参照
用例 区切りを入れてみます。
; 初期設定
3 @%0           ; クロック数表記を基本
3 U64           ; ONベロシティ64
3 U*64          ; OFFベロシティ64
3 @Q1           ; ゲート長は音長からゲートを引いたもの
3 L48,2         ; 音長48mc, ゲート長46mc (48-2)
3 O4            ; オクターブ4
; 発声
3 CCCC | CCCC   ; 発声


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