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音源に送るエクスクルーシブデータのうち、ヤマハ社のXG音源に使用するものをマクロ化したものです。
これらは、以下のいずれかのSMIファイルを挿入する(“#INCLUDE <???.SMI>”)ことでマクロが定義され、使用できるようになります。
挿入ファイル 解説 “YAM_XG.SMI” ヤマハXG音源用のマクロファイルです。
マクロ名の“YAMAHA-XG-”の部分は省略できます。例えば“${YAMAHA-XG-X-MASTER-TUNE:}”は“${MASTER-TUNE:}”としても構いません。
“YAM_XG_O.SMI” ヤマハXG音源の用マクロファイルです。他の“*_O.SMI”(機種別SMIファイル)を同時に使用できます。
以下は、エクスクルーシブデータを簡単に送信するための命令です。
書式 ${YAMAHA-XG-X:{アドレス1},{アドレス2},{アドレス3},{出力データ}〔,{出力データ…}}
${XX:{アドレス1},{アドレス2},{アドレス3},{出力データ}〔,{出力データ…}}
解説 エクスクルーシブデータを送信します。アドレスより前の部分やチェックサム・EOXなどは自動的に送信されます。
詳しくは「MIDIインプリメンテーションチャート」の「エクスクルーシブ・コミュニケーション」の項をお読みください。
“${YAMAHA-XG-X:}”命令は、マクロ名の“YAMAHA-XG-”の部分は省略できません。“${XX:}”命令は、“ROL_GS.SMI”を挿入したときだけ使用できます。
参照
エクスクルーシブデータについての詳しい説明は当マニュアルでは行ないません。各音源のマニュアルをお読みください。
以下は、音源内でグローバルに送信するエクスクルーシブデータです。どのMIDIチャンネル番号で送信しても同じように動作します。
以下は、各チャンネルごとに送信できるエクスクルーシブデータです。{ch}は、このデータを送信するMIDIチャンネル番号です。{ch}がないほうの命令は、命令があるトラックが使用するMIDIチャンネルへ送信します。
以下は、ディスプレイに対して送信できるエクスクルーシブデータです。ディスプレイのない音源に送信しても、意味はありません。
${YAMAHA-XG-X-DISPLAY:}
${YAMAHA-XG-X-MESSAGE-WINDOW:}ディスプレイ(アドレス$06,$00,$00)に文字データを送信します。 ${YAMAHA-XG-X-DISPLAY-N:}
${YAMAHA-XG-X-MESSAGE-WINDOW-N:}ディスプレイ(アドレス$06,$00,adr)に文字データを送信します。 ${YAMAHA-XG-X-BITMAP-WINDOW:} ビットマップディスプレイ(アドレス$07,$00,$00)にビットマップデータを送信します。 ${YAMAHA-XG-X-BITMAP-WINDOW-N:} ビットマップディスプレイ(アドレス$07,$00,adr)にビットマップデータを送信します。
書式 ${YAMAHA-XG-X-RESET:}
${YAMAHA-XG-RESET:}
${XG-RESET:}
${YAMAHA-XG-X-XG-SYSTEM-ON:}
${YAMAHA-XG-SYSTEM-ON:}
${XG-SYSTEM-ON:}
解説 XGリセット(アドレス$00,$00,$7E)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-GS-X-RESET:}
${YAMAHA-GS-RESET:}
${GS-RESET:}
解説 GSリセット(アドレス$40,$00,$7F)を送信します。ローランド社のGS音源に近い仕様になります。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-MASTER-TUNE:{d1},{d2},{d3},{d4}} 解説 マスター・チューン(アドレス$00,$00,$00)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-MASTER-VOLUME:{d1},{d2},{d3},{d4}} 解説 マスター・ボリューム(アドレス$00,$00,$04)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-TRANSPOSE:{d1}} 解説 トランスポーズ(アドレス$00,$00,$06)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-DRUM-SETUP-RESET:{d1}} 解説 ドラム・セットアップ・リセット(アドレス$00,$00,$7D)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-ALL-PARAMETER-RESET:{d1}} 解説 オール・パラメータ・リセット(アドレス$00,$00,$7F)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-REVERB-00-ALL:{d1}〔,{d2}…〕}
以下同じなので省略解説 リバーブ・パラメータ(アドレス$02,$01,$00〜)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-CHORUS-20-ALL:{d1}〔,{d2}…〕}
以下同じなので省略解説 コーラス・パラメータ(アドレス$02,$01,$20〜)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-VARIATION-40-ALL:{d1}〔,{d2}…〕}
以下同じなので省略解説 バリエーション・パラメータ(アドレス$02,$01,$40〜)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-NRPN-READY:} 解説 現在のMIDIチャンネルのNRPNを受信可能(アドレス$08,ch,$37)にします。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-ELEMENT-RESERVE:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-ELEMENT-RESERVE:{ch},{d1}}
解説 エレメント・リザーブ(アドレス$08,ch,$00)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-MONO-MODE:}
${YAMAHA-XG-X-CH-MONO-MODE:{ch}}
解説 現在のMIDIチャンネルをモノ・モード(アドレス$08,ch,$05)にします。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-POLY-MODE:}
${YAMAHA-XG-X-CH-POLY-MODE:{ch}}
解説 現在のMIDIチャンネルをポリ・モード(アドレス$08,ch,$05)にします。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-ASSIGN-MODE:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-ASSIGN-MODE:{ch},{d1}}
解説 現在のMIDIチャンネルのアサイン・モード(アドレス$08,ch,$06)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-RHYTHM-PART:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-RHYTHM-PART:{ch},{d1}}
解説 現在のMIDIチャンネルのリズム・パート・モード(アドレス$08,ch,$07)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-PITCH-KEY-SHIFT:{d1}} ${YAMAHA-XG-X-NOTE-SHIFT:{d1}} ${YAMAHA-XG-X-CH-PITCH-KEY-SHIFT:{ch},{d1}} ${YAMAHA-XG-X-CH-NOTE-SHIFT:{ch},{d1}} 解説 ピッチ・キー・シフト(アドレス$08,ch,$08)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-PITCH-OFFSET-FINE:{d1}} ${YAMAHA-XG-X-DETUNE:{d1}} ${YAMAHA-XG-X-CH-PITCH-OFFSET-FINE:{ch},{d1}} ${YAMAHA-XG-X-CH-DETUNE:{ch},{d1}} 解説 ピッチ・オフセット・ファイン(アドレス$08,ch,$09)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-PART-LEVEL:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-PART-LEVEL:{ch},{d1}}
解説 パート・レベル(アドレス$08,$10+ch,$0B)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-VELOCITY-SENSE-DEPTH:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-VELOCITY-SENSE-DEPTH:{ch},{d1}}
解説 ベロシティ・センス・デプス(アドレス$08,ch,$0C)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-VELOCITY-SENSE-OFFSET:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-VELOCITY-SENSE-OFFSET:{ch},{d1}}
解説 ベロシティ・センス・オフセット(アドレス$08,ch,$0D)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-PART-PANPOT:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-PART-PANPOT:{ch},{d1}}
解説 パート・パンポット(アドレス$08,ch,$0E)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-KEY-RANGE-LOW:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-KEY-RANGE-LOW:{ch},{d1}}
解説 キー・レンジ・ロー(アドレス$08,ch,$0F)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-KEY-RANGE-HIGH:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-KEY-RANGE-HIGH:{ch},{d1}}
解説 キー・レンジ・ハイ(アドレス$08,ch,$10)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-CHORUS-SEND-DEPTH:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-CHORUS-SEND-DEPTH:{ch},{d1}}
解説 コーラス・センド・デプス(アドレス$08,ch,$12)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-REVERB-SEND-DEPTH:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-REVERB-SEND-DEPTH:{ch},{d1}}
解説 リバーブ・センド・デプス(アドレス$08,ch,$13)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-VARIATION-SEND-DEPTH:{d1}}
${YAMAHA-XG-X-CH-VARIATION-SEND-DEPTH:{ch},{d1}}
解説 バリエーション・センド・デプス(アドレス$08,ch,$14)を送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-DISPLAY:{d1}〔,{d2}…〕}
${YAMAHA-XG-X-DISPLAY:"{文字列}"}
${YAMAHA-XG-X-MESSAGE-WINDOW:{d1}〔,{d2}…〕}
${YAMAHA-XG-X-MESSAGE-WINDOW:"{文字列}"}
解説 ディスプレイ(アドレス$06,$00,$00)に文字データを送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-DISPLAY-N:{adr},{d1}〔,{d2}…〕}
${YAMAHA-XG-X-DISPLAY-N:"{adr},{文字列}"}
${YAMAHA-XG-X-MESSAGE-WINDOW-N:{adr},{d1}〔,{d2}…〕}
${YAMAHA-XG-X-MESSAGE-WINDOW-N:"{adr},{文字列}"}
解説 ディスプレイ(アドレス$06,$00,adr)に文字データを送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-BITMAP-WINDOW:{d1}〔,{d2}…〕}
解説 ビットマップディスプレイ(アドレス$07,$00,$00)にビットマップデータを送信します。
参照
書式 ${YAMAHA-XG-X-BITMAP-WINDOW-N:{adr},{d1}〔,{d2}…〕}
解説 ビットマップディスプレイ(アドレス$07,$00,adr)にビットマップデータを送信します。
参照