Last update: Saturday, 04-Jun-2011 17:29:00 JST |
_ フォトラリー、今回のターゲットは筑波観光鉄道の筑波山頂駅。
_ 1000秋葉原駅でもりやプロ・福原さん・にらんと集合。TX乗り場で「筑波山きっぷ」を買って出発。2割くらいは安い計算。
_ 1100過ぎにつくば駅到着、シャトルバスに乗り換えて、1200筑波山神社前に到着。桜散る中、しばし境内であちこち撮影したりガマの油売りを見物したり、巫女さんからお守り買ってるのを見物したり。おみくじは吉。
筑波山きっぷ |
TX秋葉原駅どんつき |
つくば駅通路 |
行きの筑波山シャトルバス |
シャトルバス車内 |
筑波山への道 |
山坂道の桜 |
ガマが待つ |
筑波山の大鳥居 |
筑波山神社入口 |
随神門 |
随神門天井 |
ガマの油売り |
拝殿 |
_ 1230過ぎ、筑波山ケーブルカー駅へ。基本的な構造は2006年の大山ケーブルカーや2007年の御岳登山鉄道と大差ない。にらんと共に前を陣取り、にらんは動画、わしはスチルで攻める。筑波山頂駅でもしばし撮影。
筑波山ケーブルカーへの階段 |
筑波山ケーブルカー宮脇駅 |
宮脇駅のケーブルカー |
ケーブルカーわかば号 |
宮脇駅からの線路 |
宮脇駅上部より |
ケーブルカー前部 |
宮脇駅どんつき |
ケーブルカー運転台 |
筑波山を上る線路 |
もみじ号とすれちがい |
筑波山頂駅へ |
筑波山頂駅から見下ろし線路 |
筑波山頂駅のわかば号 |
わかば号プレート類 |
筑波山頂駅標 |
筑波山頂駅どんつき |
筑波山頂駅 |
_ 駅を出ると、売店が数軒。とりあえずそのへんは後回しにして、男体山山頂を攻める。岩階段の前でいったん小休止のあと、1315に無事山頂到着。街の風景は薄くガスっぽいが、上空は太陽と月を背にパラグライダーで飛んでいる人が多数。
男体山岩階段 |
カタクリの花 |
男体山御本殿へ到着 |
男体山御本殿 |
月を背に飛ぶ |
女体山駅を見下ろす |
カタクリの花 |
_ 山頂を下り、売店でつくばうどんなどで昼飯。これはけんちん汁のうどんなのかな?
つくばうどん他 |
筑波山頂駅前風景 |
コマ展望台 |
_ かたくりの里遊歩道で、花真っ盛りのカタクリを撮影。福原さんがレンズを落としたりカメラボディを落としたり。
カタクリの花 |
カタクリの花 |
カタクリの花 |
カタクリの花 |
_ 1500、女体山山頂。すっかり曇ってしまった。微妙に疲れたか写真も鈍り気味。ロープウェイに乗って、つつじヶ丘まで戻る。
ガマ石 |
女体山御本殿 |
女体山駅 |
筑波山ロープウェイゴンドラ |
女体山駅構内 |
つつじが丘駅からの風景 |
_ つつじが丘からは、筑波山神社へ向けて山道を歩き。地図で見た限りでは大したことなさそうに見えたのだが、歩くと結構下りがきつい・・・足が疲れているせいもあるが。
_ 30分ちょいで登山口へ到着。少々休んでから、つくば湯へ向かうつもりが案内版とかなかったのでよくわからず、結局神社近くのホテル青木屋で立ち寄り露天湯。
山道を歩く |
↑お山 |
_ のんびり湯に浸かっていたが、「そういや帰りのバスって何時だっけ?」であわてて風呂を出てバス乗り場へ。結果的には10分くらい前に着けたが、危ないところであった(苦笑)。
帰りの筑波山シャトルバス |
_ シャトルバスは混んでいたものの、ぎりぎり補助席が間に合った。1715バス出発、1820つくば駅からTXで秋葉原1905到着。
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秋葉天狗で反省会。初鰹フェアだったのだが、なぜかメニューには「初"春"の訪れを告げるのにふさわしい旬魚」とか書いてあって(笑)。
秒速5センチメートル |
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やっと、公開前の1280x720pxトレーラーを超える品質の映像を家で観ることがかなった・・・ちう感じで。
_ 今期もTVアニメーションフォーマット一覧をやっているわけだが、ちょっと新しい傾向が見られたので書いてみる。
_ 地デジに合わせて各局とも高画質化を指向するのはもちろんのことで、実際TXあたりはどうもD2マスターによる番組納品を廃止したらしい。D2はアナログコンポジット映像信号をそのままサンプリング記録しただけのデジタルテープで、アナログ放送時代の簡易デジタルシステムともいえる。これで放送する番組は、コンポジット由来のノイズに悩まされることになる。そもそも、ビデオカメラもデジタル映像編集機もすでに内部ではコンポジットでの処理を行っていない。「ずっとこの方法でやってきたから」というだけの理由で、最終段でわざわざ劣化を伴うテープで出力して納品していたわけで。
_ D2に替わるシステムとして、SDではデジタルベータカム(デジベ)、HDではHDCAMやHDCAM-SRなどによる納品システムがすでに広く使われている。TXのアニメも完全にこれらに移行させられることになった。もちろん、局としてはHDでの納品を推奨しているわけで、今期から新たにHD納品へ移行した制作も結構ある模様。
_ んが、納品をHDにするからといって作成手順をまだHDに移行させていないところもまだ結構残っている。こういう場合はSDで作成したマスターをHDに変換してから納品することになるわけだが、さてここからが本題。SDマスターをHDに変換するにはアップコンバータを使うわけだが、まだこの手順に慣れていないアニメ屋が結構あるみたいなのね・・・。
_ 日本のSD放送の映像というのは480i、すなわち走査線480本分の画像(フレーム)を240本ずつの奇数ライン・偶数ラインの2つの画像(フィールド)に分けて、半分ずつ伝送・表示する「インターレース」システムである。対してHD放送の映像は1080i、つまり1080本分のフレームを540本ずつのフィールドに分けて伝送・表示している。
_ 半分ずつ分けずに一度に伝送・表示する方法(プログレッシブ)であれば、普通の画像のリサイズと同じようにただ拡大すればアップコンバートは完了する。が、インターレースだとそうはいかないわけで・・・試してみよう。
オリジナル線画 |
奇数ラインと偶数ラインで色分け |
_ 画像を用意してみた。インターレース画像であることをわかりやすくするために、奇数ラインと偶数ラインでそれぞれ別の色付けをしてみた。
フレーム単位で拡大 |
_ もしプログレッシブであれば、右の図のように普通に拡大するだけでコンバートは完了だ。まあPS3のアップコンバータなんかはこれにさらにいろいろと独自処理を加えて高画質化しているわけだが。
フィールド単位に分割 |
分割したものを拡大 |
_ インターレースの場合、画像は奇数・偶数ラインの2つのフィールドに分割して送られる。色付けしたおかげで、きれいに半分に分かれているのがわかるはず。この状態で送られてきたフィールドをプログレッシブ同様に拡大すると、右の図のようになる。
再びフレームに戻す |
縦方向をぼかし |
_ さて、この2つのフィールドを合成して1つのフレームにするとどうなるか・・・それが左。なめらかだったはずの線が横方向にスダレが入ってざらざらの絵になってしまっている。「しょうがないなあ」ということで縦方向にぼかしをかけると、右の図のようになる。これでインターレースでのアップコンバートが完了・・・。
_ ・・・いや、そんなわけはないよね(笑)。プログレッシブの場合と並べてみればよくわかる。
フレーム単位で拡大 |
フィールド単位で拡大&縦方向をぼかし |
_ 見事にボケボケである。具体的にいうと、元画像の縦解像度がほぼ1/2になってしまっている。SD→HDで高画質化を謳っているはずが、かえって低画質化してしまっているわけで。*1
*1: 本来、インターレース映像をアップコンバートするには、まず何らかの方法でプログレッシブ映像に変換しなければならない。つまり、「SDインターレース映像→SDプログレッシブ映像→HDプログレッシブ映像→HDインターレース映像」と変換しなければならない。手順が増える分設定も増えれば変換時間も増えるので、「そーゆーめんどくさいのとか時間かかるのとかヤダ」と手抜きをするとこうなるわけだ。
_ 「ド素人じゃあるまいし、そんなバカをどこのアニメ屋がやるかよ」と思うかもしれないが、それが実際やってしまっているんである。彼らの皆が皆映像工学についての知識があるわけじゃないので、こんなことをしていてもおかしいと気づかないひともいるわけで。いや気ついていても直す知識や時間がないのかもというかそっちが濃厚だが。
_ そんなわけで、そういうおバカをやっている番組について、TVアニメーションフォーマット一覧で「SDフィールド拡大」という補足を設けておくことにしたのでした。ちゃんちゃん。
_ なお、拡大じゃなくて縮小はこれまでも頻繁に行われている。スクイーズ映像をレターボックス化するときに、同じようにフィールド単位で縮小するわけだ。同様に不快な走査線が見えたり、妙に縦方向がぼやけていたりするので、すぐわかるはず。「まあDVDより低品質のTV放送だからしょうがないよね」で済んでいたために大した問題にはならなかったわけだが・・・そのTVがDVDより高品質になってしまうとやはり気になってしまうわけですな。*2
*2: ゆえに「TV放送ではわざとDVDより劣化させている」なんてことがまことしやかに言われるわけだが・・・とっととセルシステムもBDに移行しよーよ(苦笑)。
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