その他、GNSの使用に必要と思われることを解説します。
- アップデート記録
- バージョンアップ
- バージョン2からのバージョンアップ
- 使用許諾文書
- 連絡先
- V3.01 2004/07/24
-
- 年次インデックスページのカレンダーリンクを、「マスタが存在する日のみ張る」ようにした。
(mkidx.pl)
- nkfのバージョンに注意する表示を追加した。
(chkpath.cgi)
- 配布パッケージ内の"config.ph"のファイル名を"config_sample.ph"にし、ヘルプの関連記述を修正した。
(config_sample.ph, help/)
- config_sample.phでの定義内容のうち、ユーザーが変更する必要がないものをlibgns.plに移動した。
(config_sample.ph, libgns.pl)
- カテゴリワード前後のスペース文字を切り捨てる処理に失敗している問題を修正。
(mkidx.pl, libgns.pl)
- @timeコマンドで24時以降を指定した場合の処理の問題を修正。
(libgns.pl)
- 年次一覧の表示テーブルをセンタリングするよう変更。
(mkidx.pl)
- RSSのrdf:about要素のURLを、RSSファイルを指すように修正。
(libgns.pl)
- RSSのdescription要素に$DIARY_DESCRIPTIONが出ていない問題を修正。
(libgns.pl)
- システムマクロ"@/PIC//"が正しくない問題を修正。
(sysmacro.html)
- WWW環境用のトップページの[ヘルプ]リンクが正しくない問題を修正。
(index.html)
- config.phの読み込み順序を変更。
(libgns.pl)
- V3.00 2004/07/20
-
- V3系最初の版。バージョン2以前のアップデート記録は割愛。
GNSのバージョンを新しくしたいときは、基本的には最初のインストールのときと同じ手順を踏むだけでOKです。データベースファイルや日記マスタファイルは、内容を変更したり、位置を移動したりする必要はありません。
ファイル構成の一覧は、「基本的なこと」の項をご覧ください。
例えば、インストール済みのV3.00から、V3.01に移行するときの具体的な手順は、以下のようになります。
- GNSフォルダにV3.01パッケージを解凍します。それまて使っていた"gns300"フォルダと並んで、"gns301"フォルダが作成されます。
- "gns300"フォルダから、config.phを"gns301"フォルダにコピーします。
以後は、"gns300"に代わって"gns301"フォルダが新しい「GNSプログラムフォルダ」となります。
「WWW環境」「メール環境」で使用する場合は、以下の手順を追加します。
- CGIスクリプトの起動プログラムを修正します。日記ページの作成に使うCGIスクリプト(*.cgi)をテキストエディタで開いて、1行目の「perlのコマンドライン」を、お使いの環境に合わせて修正してください。
- CGIスクリプトに実行属性を追加します。日記ページの作成に使うCGIスクリプト(*.cgi)に、実行属性を付加しておいてください。
- GNSプログラムフォルダを保護します。日記を作成するには、GNSプログラムフォルダ内のページをブラウザからアクセスする必要があります。ここは、著者であるあなた以外のアクセスはできないようにしておくべきです。.htaccessによるBASIC認証などを使って、あなた以外のアクセスを封じるようにしてください。
- 必要に応じて、WWW更新フォーム用のcssファイルをコピーします。
「メール環境」で使用する場合は、以下の手順を追加します。
- シェルスクリプトに実行属性を追加します。日記ページの作成に使うシェルスクリプト(*.sh)に、実行属性を付加しておいてください。
GNSバージョン2を使っていた場合は、以下のような手順でバージョン3に移行することができます。
- 事前に知っておくこと
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バージョン3になっても、以下の部分は互換性があります。
- 日記マスタのフォーマット。
- ユーザーデータベース(保存ファイル)のフォーマット。
- 更新通知メールのフォーマット。
バージョン3になって、以下の部分が変わりました。
- 動作にawkが不要になりました。Perlをメインに動作します。
- nkfの要求バージョンが2以上になりました。これにより、UTF-8での入出力が可能になりますが、内部処理はEUC-JPのため、EUC-JPに存在しない文字は正しく表示されない可能性があります。
- Perlの要求バージョンが5以上になりました。
- config.awkとconfig.phに分かれていた設定が、config.phに一本化されました。
- マクロのデータベースファイルが1本しかありませんでしたが、システム組み込みとユーザー拡張の2本に分かれました。
- @関連の置換順序で、「マクロの置換」が「最後」から「最初」になりました。これにより、マクロ内にシステム変数を含んだときに正しく置換が行われます。
- WWW環境のデザインが変わり、一部ボタン名も変更されました。
- メール環境での受信プログラムが、recvmail.shからrecvmail.plに変わりました。
- メール環境での更新時に、上書きか追記かをメールごとに指定できるようになりました。
- タイトル毎にカテゴリを指定できるようになりました。
- 年次インデックス・カテゴリインデックスを自動的に作成できるようになりました。
- バージョン2の日記マスタを移す
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バージョン2の日記マスタは、デフォルトでは「GNSフォルダ」に収められていました。あるいは設定で別フォルダにしている人もいるかと思います。
バージョン3では、デフォルトでは「[GNSフォルダ]/d」に収めます。もちろん、設定で他のフォルダにすることも可能です。
日記マスタのフォルダは、config.phの「$GETDIR」で指定します。
日記マスタは、バージョン2のものを引き続き使用することができます。
- バージョン2のユーザーデータベースを移す
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バージョン2のユーザーデータベース(バージョン2のマニュアルでは「保存データ」と書かれています)は、「[GNSプログラムフォルダ]/keep」に収められていました。バージョンアップ毎にこのフォルダを移動する必要がありました。
バージョン3のこの位置は「デフォルトデータベース」となっており、ユーザーが編集するデータベースは別の位置にして、バージョンアップの作業を減らすことができるようになっています。バージョン3では、デフォルトでは「[日記マスタフォルダ]/keep」に収めます。
ユーザーデータベースのフォルダは、config.phの「$KEEPDIR」で指定します。
ユーザーデータベースは、バージョン2のものを引き続き使用することができます。ただし、古いユーザーデータベースでは「バージョン3ではconfig.ph内の設定内容」を正しく反映しない部分が発生するかもしれません。
- メール更新の呼び出し方法を変更する
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バージョン2のメール更新は、「‾/.forward」に「recvmail.sh」を起動するコマンドラインを記述していました。
バージョン3では、「‾/.forward」に「recvmail.pl」を起動するコマンドラインになります。詳細は、「メール更新」の項をご覧ください。
GNSは、以上の項目を遵守する限り、使用・再配布・改造を認めています。
- 各ソースファイルに含まれる著作権表記を削除しないこと。
- 以下の表記が日記ページに任意のブラウザで可読な形式で表示されること。
- <A HREF="http://GORRY.hauN.org/gns/">GNS</A>
GNSを使用することにより発生したすべてのトラブルにおいて、作者であるGORRYは責任を負いません。とくに、HTTPサーバ上に設置しての使用は、バグや予想外の事態によりサーバやネットワークシステムに大きなダメージを与える可能性があります。使用者の責任において、厳重な監視のもとでご使用ください。
GNSの最新版ダウンロードは、以下で行っています。
当方への連絡は、E-mailで以下へお送りください。
GNS: GORRY's Nikki System: Copyright (C)1998-2004 GORRY.