Last update: Saturday, 04-Jun-2011 17:29:52 JST |
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ちと遅れネタ。VAでI'veが絡んでないボーカル曲の報告。「家元」も「恋ごころ」も知らないっす・・・^^;。
_ ・・・結局一日潰れました(汗)。
_ 最大の余韻をターゲットにいろいろ考えてみる。やっぱ隠しておいたほうがいいのかなぁ・・・そうしとくか。今回はコメントでなくBGCOLORで・・・といっても、うちの日記は最新と過去分でBGCOLORが違うので普通の方法は使えない・・・つーことで白TABLEに白文字で。
_ 「クライマックスのあと萎える」というのを何らかの否定材料にしている評をよく見るんですが、あれって、作品側が「読者を追い出している」と思っています。で、最後の2人も話の結末であること以上に「ほーらそこにいるのが追い出された読者、つまりあんたらだよ」と親切にも言ってくれているような気がするのは、わしだけでしょうか? ごうちゃも「世界が閉じ」「自分がはじきだされ」「あの二人が私たち自身と感じた」と書いていますが、つまり同じ・・・つーことはわしだけじゃないな^^;。これについてはまた後で。 _ ついでによく槍玉に上がっているネタについて。つーかシナリオ構造分析みたいなのはわし内ではもう完結しているしあちこちで書かれているので、それ以外の話。 _ SUMMER編。「あんたら(制作側)が『あるストーリー』にマルチシナリオだADVだゲームだと言うために選択肢を設ける『理由』は何だいオラ?」とけしかけているように見えるのは、わしだけでしょうか。
1. に少々 2. を混ぜたもの程度で済ませてしまっているものがなんと多いことか。2. と 3. の使い分けが上手いものは、「選択肢が覚えやすい」という評価につながってくると思います。4. はONEでそれに気付かされて以来「あからさまなもの」はあまり見ないんですが、AIRではけっこう隠し味で入っているような気が。5. はAIRの妄想系画像やKanosoのBadEndがこれじゃないかと。 _ DREAMの観鈴編をAIR編でトレースするなんてのは、「選択肢でできる遊び」としては壮大かつバカで、わし的にはかなりヒットしたんですが、実は読者には反応があまりよくないあたりはもうちょっとスマートさが必要だったのかなぁとか思ったり。 _ 美凪編と佳乃編の存在意義。ひとつはこの舞台が「夏である」ことに起因していると思います。夏の思い出は、もちろん経験した順に並ぶ「シリアルな存在」ですが、経験順とは関係なくばらばらにいくつも同時に思い出せる「パラレルな存在」でもあります。それはマルチシナリオのゲームをプレイ後に回想したものに似ている気がします。 _ 「よーい、どん」EDは、ドラマに巻き込まれない分だけ、多くの読者がすでに持っている「夏の思い出」に近い存在です。親近感があるということは、好きなEDになりやすいという理由の説明になるんじゃないかと。 _ で、さっきの「読者を追い出す」話。夏は時間が過ぎると秋になってしまいます。つまり夏に追い出されるわけで。楽しい時間は、そこから追い出されるまで「思い出」としては完成しません。もちろん読み終わってしまえばその作品世界からは強制退出させられるわけですが、そうでなく作品世界の側から出口を指示されているようで、わしは好きです。もっとも、逆にこれが「さんざんじらして挙句『出て行け』かい!」というイメージにもなるわけですが。 _ もうひとつの存在意義は、往人が「旅人である」という設定のため。旅人が現れ、いくつかのできごとがあり、そして去る。または旅を終える。大昔からそれこそ山のようにある話ですが、だからこそこれを表現するためにはいくつもの話がなければなりません。また、作品の読者は、その作品世界に立ち寄る「旅人」に例えることが可能だということも要素に入れていいかも。 _ 逆に言えば、マルチシナリオでなければならない理由のために「夏」と「旅人」という題材を用意してストーリーを作ったと考えることができます。これは、わしが今までにマルチシナリオADVをプレイしたときに思った「なぜマルチシナリオでなければならないか」という疑問のひとつの解答であると考えています。痕の「分岐型でなければできないシナリオのため」、To Heartの「学園生活の効果的な演出のため」、とらハの「主役(真くんでなくヒロインになるほう)と脇役の交代によるシナリオの幅を楽しむため」、ONEの「抗えない運命にどう対峙するかをいくつも描くため」と同じように。 |
_ ・・・というようなもんで、どうだろう。
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theme yendotが「右にびろーん」状態になってしまってまともに読めないので、ちとHTMLを追ってみる。ああ、原因はこれか・・・。<pre>で改行しないようにする指定は、tableの幅を大幅に増加させてしまう原因になる。つまりブラウザの表示幅に制限を作ってしまうことになる。ちなみにウチの設定だとブラウザ表示幅が1400dotくらいないと表示できない。
_ 読者がついてくるかどうかって実験。ONEやKanonでも「読者相手に実験している」と思える部分はいくつも出てきます。で、ちゃんとその実験結果は踏まえたうえで次の実験をしてくる・・・地球人を調査している宇宙人みたいですな(笑)。もちろん、「かなりの比率が『たるい』」って思えるくらいにしないと実験のしようがない・・・かつ「たるいからやめちゃった」でも実験にならない・・・という意味では、実験は成功しているんじゃないかと思います・・・(苦笑)。ちなみにわしは最後まで「たるい」と思うことはありませんでした。
_ 作り込みが直接の答えではないと思います。それは「伝わってきたもの」についての是非だけでなく、「伝わってきたもの」から「表現したかった(と思われる)こと」を思うことができるか、ということではないかと。極端にいえば「創られた世界」だけでなく「世界を創る側」にシンクロできるかどうか。それは主観的な好き嫌いよりはずっと簡単に客観的な理由付けが可能なもので、たとえ主観的に嫌いであってもその理由を見つめてみることができます。それが結果的に「作成側が表現したかった(と思われる)ことが、ちゃんと表現しきれてたか」と結び付けてみることができて、それが高ければその読者にとっては「完成度が高い」と感じることができる・・・ということではないかと・・・うう難しい^^;。
_ カレー経由あんな店。F209iお披露目とか、ダメ歌とか、神奈様を渡さないひととか。
_ あとお買い物。最後のは日記での評判が気になって・・・^^;。
_ sshを入れる理由ができたので、sshを導入。わかってみれば簡単だ・・・ということで、入れられる環境にはすべて入れてみたり。
_ ちと遅れたが、ときどき出る話題なので乗ってみる皿回しの数。・・・えーと「自宅」でいいんですね。
_ そうか、自分のだけでも19台か・・・惜しいっ(汗)。
_ Web閲覧時のMIDI音源。「Web閲覧に音楽は要らない、というかかなり邪魔」。重いしヘタなの多いし、いつ鳴るか予想できないので音源のセットアップをしていないからどの音源で鳴るかわからん・・・というのが理由。あとWeb閲覧中ってかなりの確率で他にBGM流してるというのもあるし、W2KになってヤマハのソフトMIDIが使えなくなってしまったのでSC-88Proの電源を入れない限りMIDIは鳴らないという理由も。・・・アンケートの答えになってないなぁ^^;。
_ シンクロできるかどうかは多分に主観的ですが、その「シンクロした結果得たものの是非、あるいは得られなかったものへの不満」は単純な「好き嫌いの理由」よりは客観的な視点で分析することができるんじゃないか、ということです。シンクロできなければ「表現に失敗していると思う」どころか「何を表現したかったか」が希薄であったりチンプンカンプンであったりして伝わってこないという状態になるはず。AIRはこの点において高いシンクロ性があるから、それに対する否定や不満が発生しているのではないでしょうか。わしの「実験的だ」という意見は、この否定や不満を「予測の範囲内」だと思っているような気がするところから来ています。
_ CVによって壊されたはずのリズムに文句を言わない理由。ひとつは「テキストはそのまま残っていること」・・・CVを別個にして考えることができるから。もうひとつは「AVGの音声である」から。
_ テキストを目で読む入力には「実時間」を考慮する必要がありません・・・ある1行を読むのが0.5秒でも5秒でも入力結果に差は発生しません。しかし、音声による入力には「実時間」がリズムを表現するための重要なパラメータとなります。たとえば「聞いてる?」「ああ」と会話があった場合、このふた言の「間」が0.5秒であるか5秒であるかは演出の重要な一要素であり、入力結果に重大な影響を与えます。
_ 多くのAVGの音声は「読んだことを示す読者のリアクション(クリック)を要求する」という仕様があります。これにより、前述の「間」をどれくらいにしたいかを作者は設定することができません。ここですでに「リズム」そのものが存在しないことになります。ついで言うと、この仕様のAVGの多くは「主人公の声がない」という仕様を含んでいます。つまりは完全な形の「会話」すら耳から入力されることはない、ということになります。会話を表現できなくて何のための音声?・・・ということで意味がないから飛ばしてしまう人も多いわけで。
_ 実は、上記のようなAVGの読者は「一度聞いた音声をパラメータに、会話形式に脳内再生」することでようやく完成した表現として入力することを要求されています。入力リズムは要求されていません。だから文句が出ないんではないかと思います。少なくともわしはそうです。
_ 余談。脳内再生すなわちセルフフィードバック・・・それはつまり「萌え」の重要な要素です。音声を入れることで「萌え」度が上がるという定説は、このへんが理由なんじゃないかと。
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DCKanonの問題である「喋るためのものではない脚本で喋ることによる違和感」については、わしは無視しています。そのへんはいろいろな事情を知ってしまっているから、というつまらん理由ですが。
_ にらーんとたまーんが川崎基地を襲撃するという電波が入っていたが・・・帰宅したらすでにいた・・・おとーとに入れてもらったらしい(苦笑)。
_ むぅ、やってしまった・・・。SDBには現在「最新分とそれを即参照できる過去分のURLが準備されているもののみを登録する」という条件を設けている。つまり、「たとえ最新分にリンクタグがあったとしても、それが今現在で過去分として登録されていない」日記はSDBでは採らないということ。そうでないと、リンクを張るときにわしが不便・・・つーことはわし以外のSDBユーザーでも不便な人がいるはず。
_ ということだったのだが・・・昨日追加した躁鬱日記がそうでない(9月に「9月分」という過去分を参照できない)ことに気付いてしまったり。SDBユーザーと著者Jun Yokoyama氏には申し訳なく思っております。
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やってしまった第2弾。GNS目次作成アドインに、各月最終日が表示されないというマヌケ発見。リロードせよ(汗)。
メールはこちらへ...[後藤浩昭 / Hiroaki GOTO / GORRY / gorry@hauN.org]