6.14.4. コントロール・チェンジの別名命令について


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音源に送るデータのうち、コントロール・チェンジに使用するものをマクロ化したものです。

これらは、“SMFSTD.SMI”ファイルを挿入する(“#INCLUDE <SMFSTD.SMI>”)ことでマクロが定義され、使用できるようになります。

とくに注意のないものは、ローランドGS・ヤマハXGで有効です。

${BANK-SELECT:}
${BANK-SELECT-MSB:}
${BANK-SELECT-LSB:}
バンク・セレクト(CCナンバー0(MSB),32(LSB))を設定します。
${MODULATION-DEPTH:}
${MODULATION:}
モジュレーション・デプス(CCナンバー1)を設定します。
${BREATH-CONTROL:}
ブレス・コントロール(CCナンバー2)を設定します。
${FOOT-CONTROL:}
フット・コントロール(CCナンバー4)を設定します。
${PORTAMENTO-TIME:}
ポルタメント・タイム(CCナンバー5)を設定します。
${DATA-ENTRY:}
${DATA-ENTRY-MSB:}
${DATA-ENTRY-LSB:}
データ・エントリー(CCナンバー6(MSB),38(LSB))を設定します。
${MAIN-VOLUME:}
${VOLUME:}
メイン・ボリューム(CCナンバー7)を設定します。
${BALANCE-CONTROL:}
バランス・コントロール(CCナンバー8)を設定します。
${PANPOT:}
パンポット(CCナンバー10)を設定します。
${EXPRESSION:}
エクスプレッション(CCナンバー11)を設定します。
${HOLD-1:}
${DAMPER:}
ホールド1(CCナンバー64)を設定します。
${PORTAMENTO:}
ポルタメント(CCナンバー65)を設定します。
${SOSTENUTO:}
ソステヌート(CCナンバー66)を設定します。
${SOFT-PEDAL:}
ソフト・ペダル(CCナンバー67)を設定します。
${HOLD-2:}
ホールド2(CCナンバー69)を設定します。
${HARMONIC-CONTENT:}
ハーモニック・コンテント(CCナンバー71)を設定します。
${RELEASE-TIME:}
リリース・タイム(CCナンバー72)を設定します。
${ATTACK-TIME:}
アタック・タイム(CCナンバー73)を設定します。
${BRIGHTNESS:}
ブライトネス(CCナンバー74)を設定します。
${PORTAMENTO-CONTROL:}
ポルタメント・コントロール(CCナンバー84)を設定します。
${EFFECT1-DEPTH:}
${EFFECT-DEPTH:}
${REVERB-DEPTH:}
エフェクト1・デプス(CCナンバー91)を設定します。
${EFFECT2-DEPTH:}
${TREMOLO-DEPTH:}
エフェクト2・デプス(CCナンバー92)を設定します。
${EFFECT3-DEPTH:}
${CHORUS-DEPTH:}
エフェクト3・デプス(CCナンバー93)を設定します。
${EFFECT4-DEPTH:}
${VARIATION-DEPTH:}
${DELAY-DEPTH:}
${CELESTE-DEPTH:}
エフェクト4・デプス(CCナンバー94)を設定します。
${EFFECT5-DEPTH:}
${PHASER-DEPTH:}
エフェクト5・デプス(CCナンバー95)を設定します。
${DATA-INCREMENT:}
データ・インクリメント(CCナンバー96)を送信します。
${DATA-DECREMENT:}
データ・デクリメント(CCナンバー97)を送信します。
${NRPN:}
${NRPN-MSB:}
${NRPN-LSB:}
NRPN(CCナンバー99(MSB),98(LSB))を送信します。
${RPN:}
${RPN-MSB:}
${RPN-LSB:}
RPN(CCナンバー101(MSB),100(LSB))を送信します。

${BANK-SELECT:}
${BANK-SELECT-MSB:}
${BANK-SELECT-LSB:}

書式 ${BANK-SELECT:mm,ll}
${BANK-SELECT-MSB:mm}
${BANK-SELECT-LSB:ll}
解説

バンク・セレクト(CCナンバー0(MSB),32(LSB))を設定します。

mm}は、バンクMSBです。0〜127を指定します。

ll}は、バンクLSBです。0〜127を指定します。

標準MIDIファイルの規約では、“${BANK-SELECT-MSB:}”・“${BANK-SELECT-LSB:}”は、どちらかの命令だけを置くことはできません。必ず両方を置くようにするか、“${BANK-SELECT:}”命令を使用してください。

参照 @
${PROGRAM-CHANGE:}
@@

${MODULATION-DEPTH:}
${MODULATION:}

書式 ${MODULATION-DEPTH:mm}
${MODULATION:mm}
解説

モジュレーション・デプス(CCナンバー1)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。

参照 M
SM

${BREATH-CONTROL:}

書式 ${BREATH-CONTROL:mm}
解説

ブレス・コントロール(CCナンバー2)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。

ローランドGS・ヤマハXGでは無効です。

参照

${FOOT-CONTROL:}

書式 ${FOOT-CONTROL:mm}
解説

フット・コントロール(CCナンバー4)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。

ローランドGS・ヤマハXGでは無効です。

参照

${PORTAMENTO-TIME:}

書式 ${PORTAMENTO-TIME:mm}
解説

ポルタメント・タイム(CCナンバー5)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。

参照 ${PORTAMENTO:}

${DATA-ENTRY:}
${DATA-ENTRY-MSB:}
${DATA-ENTRY-LSB:}

書式 ${DATA-ENTRY:mm,ll}
${DATA-ENTRY-MSB:mm}
${DATA-ENTRY-LSB:ll}
解説

データ・エントリー(CCナンバー6(MSB),38(LSB))を設定します。

mm}は、データ・エントリーMSBです。0〜127を指定します。

ll}は、データ・エントリーLSBです。0〜127を指定します。

参照 ${DATA-INCREMENT:}
${DATA-DECREMENT:}
${RPN:}${RPN-LSB:}${RPN-MSB:}
${NRPN:}${NRPN-LSB:}${NRPN-MSB:}

${MAIN-VOLUME:}
${VOLUME:}

書式 ${MAIN-VOLUME:mm} ${VOLUME:mm}
解説

メイン・ボリューム(CCナンバー7)を設定します。

mm}は、音量値です。0〜127を指定します。

参照 V
SV

${BALANCE-CONTROL:}

書式 ${BALANCE-CONTROL:mm}
解説

バランス・コントロール(CCナンバー8)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。

ローランドGS・ヤマハXGでは無効です。

参照

${PANPOT:}

書式 ${PANPOT:mm}
解説

パンポット(CCナンバー10)を設定します。

mm}は、パンポット値です。0〜127を指定します。

参照 P
SP

${EXPRESSION:}

書式 ${EXPRESSION:mm}
解説

パンポット(CCナンバー10)を設定します。

mm}は、パンポット値です。0〜127を指定します。

参照 W
SW

${HOLD-1:}
${DAMPER:}

書式 ${HOLD-1:mm} ${DAMPER:mm}
解説

ホールド1(CCナンバー64、ダンパーともいう)を設定します。

mm}は、0または127を指定します。

参照

${PORTAMENTO:}

書式 ${PORTAMENTO:mm}
解説

ポルタメント(CCナンバー65)を設定します。

mm}は、0または127を指定します。

参照 ${PORTAMENTO-TIME:}

${SOSTENUTO:}

書式 ${SOSTENUTO:mm}
解説

ソステヌート(CCナンバー66)を設定します。

mm}は、0または127を指定します。

参照

${SOFT-PEDAL:}

書式 ${SOFT-PEDAL:mm}
解説

ソフト・ペダル(CCナンバー67)を設定します。

mm}は、0または127を指定します。

参照

${HOLD-2:}

書式 ${HOLD-2:mm}
解説

ホールド2(CCナンバー69)を設定します。

mm}は、0または127を指定します。

ローランドGS・ヤマハXGでは無効です。

参照

${HARMONIC-CONTENT:}

書式 ${HARMONIC-CONTENT:mm}
解説

ハーモニック・コンテント(CCナンバー71)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。64が中心となっています。

ヤマハXGのみ有効です。

参照

${RELEASE-TIME:}

書式 ${RELEASE-TIME:mm}
解説

リリース・タイム(CCナンバー72)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。64が中心となっています。

ヤマハXGのみ有効です。

参照

${ATTACK-TIME:}

書式 ${ATTACK-TIME:mm}
解説

アタック・タイム(CCナンバー73)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。64が中心となっています。

ヤマハXGのみ有効です。

参照

${BRIGHTNESS:}

書式 ${BRIGHTNESS:mm}
解説

ブライトネス(CCナンバー74)を設定します。

mmヤマハXGのみ有効です。

参照

${PORTAMENTO-CONTROL:}

書式 ${PORTAMENTO-CONTROL:mm}
解説

ポルタメント・コントロール(CCナンバー84)を設定します。

mm}は、ノートの番号です。ノート値を指定します。

ローランドGS(SC-88)・ヤマハXGのみ有効です。

参照

${EFFECT1-DEPTH:}
${EFFECT-DEPTH:}
${REVERB-DEPTH:}

書式 ${EFFECT1-DEPTH:mm}
${EFFECT-DEPTH:mm}
${REVERB-DEPTH:ll}
解説

エフェクト1・デプス(CCナンバー91、リバーブ・デプスともいう)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。

参照

${EFFECT2-DEPTH:}
${TREMOLO-DEPTH:}

書式 ${EFFECT2-DEPTH:mm}
${TREMOLO-DEPTH:mm}
解説

エフェクト2・デプス(CCナンバー92、トレモロ・デプスともいう)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。

ローランドGS・ヤマハXGでは無効です。

参照

${EFFECT3-DEPTH:}
${CHORUS-DEPTH:}

書式 ${EFFECT3-DEPTH:mm}
${CHORUS-DEPTH:mm}
解説

エフェクト3・デプス(CCナンバー93、コーラス・デプスともいう)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。

参照

${EFFECT4-DEPTH:}
${VARIATION-DEPTH:}
${DELAY-DEPTH:}
${CELESTE-DEPTH:}

書式 ${EFFECT4-DEPTH:mm}
${VARIATION-DEPTH:mm}
${DELAY-DEPTH:ll}
${CELESTE-DEPTH:ll}
解説

エフェクト4・デプス(CCナンバー94、ディレイ・デプス・バリエーション・デプスともいう)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。

ローランドGS(SC-55)では無効です。ローランドGS(SC-88)ではディレイ・デプスとして有効です。ヤマハXGではバリエーション・デプスとして有効です。

参照

${EFFECT5-DEPTH:}
${PHASER-DEPTH:}

書式 ${EFFECT5-DEPTH:mm}
${PHASER-DEPTH:mm}
解説

エフェクト5・デプス(CCナンバー95、フェーザー・デプスともいう)を設定します。

mm}は、0〜127を指定します。

ローランドGS・ヤマハXGでは無効です。

参照

${DATA-INCREMENT:}

書式 ${DATA-INCREMENT:}
解説

データ・インクリメント(CCナンバー96)を送信します。

ローランドGSでは無効です。

参照

${DATA-DECREMENT:}

書式 ${DATA-DECREMENT:}
解説

データ・デクリメント(CCナンバー97)を送信します。

ローランドGSでは無効です。

参照

${RPN:}
${RPN-MSB:}
${RPN-LSB:}

書式 ${RPN:mm,ll}
${RPN-MSB:mm}
${RPN-LSB:ll}
解説

RPN(CCナンバー101(MSB),100(LSB))を送信します。

mm}は、RPN-MSBです。0〜127を指定します。

ll}は、RPN-LSBです。0〜127を指定します。

参照 ${DATA-INCREMENT:}
${DATA-DECREMENT:}
${DATA-ENTRY:}${DATA-ENTRY-LSB:}${DATA-ENTRY-MSB:}
${RPN-RESET:}

${NRPN:}
${NRPN-MSB:}
${NRPN-LSB:}

書式 ${NRPN:mm,ll}
${NRPN-MSB:mm}
${NRPN-LSB:ll}
解説

NRPN(CCナンバー99(MSB),98(LSB))を送信します。

mm}は、NRPN-MSBです。0〜127を指定します。

ll}は、NRPN-LSBです。0〜127を指定します。

参照 ${DATA-INCREMENT:}
${DATA-DECREMENT:}
${DATA-ENTRY:}${DATA-ENTRY-LSB:}${DATA-ENTRY-MSB:}
${NRPN-RESET:}


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