6.11.3. チャンネルの設定を行なう命令について


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音源の各チャンネルの状態を設定する命令群です。

@音色を設定します。
@Cチャンネル・プレッシャーを設定します。
@Bピッチベンドを設定します。
@Gコントロール・チェンジを設定します。
@Nノートピッチベンド値を設定します。
@Zトラックデータを出力するMIDIチャンネルを設定します。

@

書式 @音色番号
解説

音色を設定します。

音色番号}は、0〜127を指定します。

SMCで指定する音色番号と、音源のマニュアルに掲載されている音色番号は、必ずしも一致しません。例えば、ローランドのSC-55では、SMCの0番はSC-55の1番となります。

音色番号に変数を使うときは、そのまま書くと“@?”命令と同じ表記になってしまいます。これを回避するには、頭に“0+”を付加します。

参照 @@
${PROGRAM-CHANGE:}
${BANK-SELECT:}
${BANK-SELECT-LSB:}
${BANK-SELECT-MSB:}
用例 0番の音色を選択します。
3 @0		; 音色0番

@C

書式 @Cチャンネル・プレッシャー値
解説

チャンネル・プレッシャーを設定します。

チャンネル・プレッシャー値}は、0〜127を指定します。

SC”命令と相関します。

参照 SC
${CHANNEL-PRESSURE:}
用例 チャンネル・プレッシャーを64にします。
3 @C64		; チャンネル・プレッシャー64

@B

書式 @Bピッチベンド値
解説

ピッチベンドを設定します。

ピッチベンド値}は、-8192〜+8191を指定します。

SB”命令と相関します。

参照 @N
SB
${PITCH-BEND:}
${RPN-PITCH-BEND-SENSITIVITY:}
${BENDER-RANGE:}
用例 ピッチベンドを+1024にします。
3 @B1024		; ピッチベンド+1024

@G

書式 @GCCナンバー,CCデータ
解説

コントロール・チェンジを設定します。

CCナンバー}は、コントロール・チェンジの番号です。0〜127を指定します。

CCデータ}は、コントロール・チェンジに設定する値です。0〜127を指定します。

S”“SD”“SM”“SP”“SV”“SW”命令と相関します。

参照 S
SD
SM
SP
SV
SW
${CONTROL-CHANGE:}
用例 コントロール・チェンジ1番に2を設定します。
3 @G1,2		; コントロール・チェンジ1,2

@N

書式 @Nノートピッチベンド値
解説

半音単位でピッチベンドを設定します。

ノートピッチベンド値}は、-24〜+24程度を指定します。

この命令の動作は、RPNのピッチベンド・センシティビティ(“${RPN-PITCH-BEND-SENSITIVITY:}”・“${BENDER-RANGE:}”)の設定内容に応じて変化します。

SB”命令と相関します。

参照 @B
SB
${PITCH-BEND:}
${RPN-PITCH-BEND-SENSITIVITY:}
${BENDER-RANGE:}
用例 ピッチベンドで半音上げます。
3 C&@N+1C		; Cを発声してからピッチベンドで半音上げる

@Z

書式 @Zチャンネル番号
解説

トラックデータを出力するMIDIチャンネルを設定します。

チャンネル番号}は、 MIDIチャンネルの番号です。1〜16を指定します。初期値は、トラック番号と同じ(17〜32番は再び1〜16、以降同じ)が与えられます。

参照 @{MIDI-PORT:}
用例 出力するMIDIチャンネルを1に設定します。
3 @Z1		; MIDIチャンネル1


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